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「最悪な夜だった」ドジャースに0対9大敗、ブレーブス地元紙が落胆「得点圏で12打数無安打」「4連戦のラスト2試合は計2対18」ド軍の中継プレーには賛辞も

THE DIGEST編集部

2024.09.17

ブレーブスは3回、ソレアの二塁打で一塁走者のハリス2世が本塁を狙ったが、ぎりぎりのタイミングで憤死してしまった。(C)Getty Images

ブレーブスは3回、ソレアの二塁打で一塁走者のハリス2世が本塁を狙ったが、ぎりぎりのタイミングで憤死してしまった。(C)Getty Images

 現地9月16日にアトランタ・ブレーブスはロサンゼルス・ドジャースに0対9で敗戦。ブレーブスの地元紙『Atlanta Journal-Constitution』は、「本拠地トゥルーイスト・パークでのドジャース4連戦の最終戦は、最悪な夜だった」と落胆した。

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「ブレーブスは得点圏に走者を置いた場面で12打数無安打。計4安打しか打てなかったが、一方のドジャースは同じ4安打で9点を奪った。ブレーブスは初戦と2戦目に勝利したが、3戦目と4戦目を落としてしまい、結果はイーブンに終わった。ただラスト2戦は計2対18と一方的だった」

 こう記した同紙は、とりわけドジャース先発・山本由伸からあと1本を打てなかった打線に言及。「ヤマモトが投げた1~4回は、すべて先頭打者が出塁。多くのチャンスがあったが、得点できなかった。得点圏で12打数無安打、残塁は7だ」と嘆いた。

「何度も得点圏に走者を置きながら、1点も取れないのはもどかしい」というブライアン・スニッカー監督の談話も同紙は紹介。山本がマウンドを降りて以降、ブレーブス打線はドジャースのブルペン陣から1本の安打も打てなかった。「相手のブルペン陣には元クローザーが大勢いる。それでも得点を奪わなければいけなかった」と指揮官は肩を落とした。

 また、3回には一塁に左前打のマイケル・ハリス2世を置いて、2番ホルヘ・ソレアがワンバウンドでフェンス上部に届く二塁打を放ったが、本塁に突入したハリス2世がギリギリのタイミングで憤死。相手の中継プレーに同紙は「ドジャースが完璧なリレーを見せた」と相手の好守を称えている。

「(中継に入った二塁手の)E・ヘルナンデスはセンター浅めの位置から93.6マイル(約150キロ)の“ミサイル”を捕手のウィル・スミスに投げつけ、本塁でタッチアウトを奪った。この送球はスタットキャストによると、ドジャースの内野手としての最速記録だった」と報じた。
 
 本塁で憤死したハリス2世は、E・ヘルナンデスの返球を「弾丸のよう」と形容。スニッカー監督も「(E・ヘルナンデス)は身体の向きをうまく変えて、いい送球をした。まさかアウトになるとは思わなかった。ああいうプレーはすべてが完璧でなければ成功しないが、彼らはそれを成し遂げた」と、相手の好守に賛辞を贈った。

 ブレーブスはドジャースとの4連戦の、初戦(6対2)と2戦目(10対1)に勝利。しかし、3戦目(2対9)と4戦目(0対9)を大差で落とした。指揮官は、「ラスト2戦のドジャースの得点18のうち、13点は7回以降に生まれたもの。ドジャースと戦う時にはミスも四球も許されない。少しのチャンスも与えてはいけないんだ。ドジャース打線の層は厚すぎる」と今シリーズを振り返った。

 ともに4安打ながら0対9と大差がついた4戦目について同紙は、「互いに4安打だったが、ブレーブス投手陣は7四球と1死球を許してしまった。ブレーブスが4安打以下で9失点を記録したのは、近代野球(1906年以降)で2度目の出来事。最初のケースは同じくトゥルーイスト・パークで行なわれた2021年6月4日のドジャース戦だった」と、珍しい記録も書き記している。

構成●THE DIGEST編集部

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