大量失点を招いた先発右腕に非難が集中している。
現地9月17日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でマイアミ・マーリンズと対戦し、9対11で大敗した。「1番・指名打者」で先発出場した大谷翔平は4点ビハインドの3回に48号2ランホームランを放つなど、5打数1安打2打点で「48本塁打-48盗塁」を達成。「50-50」が現実味を帯びた。しかし、試合はドジャース打線が12安打9得点と奮起したが、投手陣が4回までに毎回得点を与えて完全崩壊。地区優勝マジックが消滅し、リーグ東地区最下位相手に不安の残る一敗となった。
ドジャースは先発のボビー・ミラーが大誤算だった。初回に連打を許し、あっという間に2点を失う不安定な立ち上がりを露呈する。2回も先頭打者に右二塁打、1アウト後に四球を与え一、三塁にピンチを広げると、3番ヘスス・サンチェスに再び適時打を打たれた。このあと内野ゴロの間にもう1点を失い、デーブ・ロバーツ監督は2回でミラーを見限り交代を即決した。
ドジャースは3回、1死一塁で大谷が追撃の特大アーチを放ち反撃の狼煙を上げると、マックス・マンシーの2点適時打などで打線が一挙4点を奪い同点に追い付いた。ところが3回に2番手マイケル・グローブがオット・ロペスにあっさりソロ弾を浴び、またしても追いかける展開となる。
4回にミゲル・ロハスの6号ソロで再び追いついたが、グローブが連打を食らいマーリンズに勝ち越しを許す。なおも2死二塁で3番手左腕アレックス・ベシアが登板したが、相手の勢いを止められず得点を献上。投入するピッチャーが次々に失点を重ねる悪循環では、白星は遠かった。
ナ・リーグ西地区首位を走りながら、東地区最下位に低迷するチームに15安打11得点も与えたドジャース投手陣に地元記者は厳しく言及している。米カリフォルニア州の地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス氏は試合後にXを更新。冒頭から、「ボビー・ミラーを再び先発させるという許しがたい決断を下した時点で、試合は負けていた」と綴り、大量失点を招いた25歳の先発右腕を酷評した。
怒りの声は抑えられず、「ミラーの代わりに誰がローテーションに入ろうが構わないが、今年はもう1試合も先発させることはできない。3Aや2Aから誰かを引き抜くか、シーズンチケット保持者をマウンドに立たせるかだ」と記し、最後の一行はファンを登板させるしかないという冗談を付け加えるほど、半ば自暴自棄だった。
ハリス氏はさらに別の投稿でも、ミラーを紛糾。「ドジャースは1シーズンに56イニング以上投げた投手は1105人いるが、ボビー・ミラーの防御率8.52は、これらの投手の中で一番最低である」と補足。先発投手として失格の烙印を押した。
同記者以外にも、ドジャースの背番号28には厳しい意見が寄せられている。ドジャース専門メディア『Honestly Dodgers』のジェイコブ・ブラウンソン氏は「ドジャースとしては、プレーオフ1回戦の席を確保しつつあるが、ミラーを先発に起用し続けることはできない。今シーズン、彼を再び先発させるのは悪行である」と断じ、今後の先発起用を疑問視する。
試合前時点でミラーは今季12試合に先発して2勝4敗、54イニングを投げ防御率は8.17でQS率はわずか16.7%。最後に先発勝利を飾ったのは8月29日のボルティモア・オリオールズ戦で、9月はこの試合を含めて3回の登板機会ながら1度も白星を掴めず、しかも計17失点を喫するほど不振を極めている。
先発陣に故障者が続出して台所事情が苦しいとはいえ、25歳の右腕は苦境に立たされている。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「彼はホームランの余韻を味わっていた…」ドジャース大谷翔平、“48本塁打-48盗塁”到達にド軍専門メディア大興奮「私たちは歴史の目撃者だ」
現地9月17日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でマイアミ・マーリンズと対戦し、9対11で大敗した。「1番・指名打者」で先発出場した大谷翔平は4点ビハインドの3回に48号2ランホームランを放つなど、5打数1安打2打点で「48本塁打-48盗塁」を達成。「50-50」が現実味を帯びた。しかし、試合はドジャース打線が12安打9得点と奮起したが、投手陣が4回までに毎回得点を与えて完全崩壊。地区優勝マジックが消滅し、リーグ東地区最下位相手に不安の残る一敗となった。
ドジャースは先発のボビー・ミラーが大誤算だった。初回に連打を許し、あっという間に2点を失う不安定な立ち上がりを露呈する。2回も先頭打者に右二塁打、1アウト後に四球を与え一、三塁にピンチを広げると、3番ヘスス・サンチェスに再び適時打を打たれた。このあと内野ゴロの間にもう1点を失い、デーブ・ロバーツ監督は2回でミラーを見限り交代を即決した。
ドジャースは3回、1死一塁で大谷が追撃の特大アーチを放ち反撃の狼煙を上げると、マックス・マンシーの2点適時打などで打線が一挙4点を奪い同点に追い付いた。ところが3回に2番手マイケル・グローブがオット・ロペスにあっさりソロ弾を浴び、またしても追いかける展開となる。
4回にミゲル・ロハスの6号ソロで再び追いついたが、グローブが連打を食らいマーリンズに勝ち越しを許す。なおも2死二塁で3番手左腕アレックス・ベシアが登板したが、相手の勢いを止められず得点を献上。投入するピッチャーが次々に失点を重ねる悪循環では、白星は遠かった。
ナ・リーグ西地区首位を走りながら、東地区最下位に低迷するチームに15安打11得点も与えたドジャース投手陣に地元記者は厳しく言及している。米カリフォルニア州の地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス氏は試合後にXを更新。冒頭から、「ボビー・ミラーを再び先発させるという許しがたい決断を下した時点で、試合は負けていた」と綴り、大量失点を招いた25歳の先発右腕を酷評した。
怒りの声は抑えられず、「ミラーの代わりに誰がローテーションに入ろうが構わないが、今年はもう1試合も先発させることはできない。3Aや2Aから誰かを引き抜くか、シーズンチケット保持者をマウンドに立たせるかだ」と記し、最後の一行はファンを登板させるしかないという冗談を付け加えるほど、半ば自暴自棄だった。
ハリス氏はさらに別の投稿でも、ミラーを紛糾。「ドジャースは1シーズンに56イニング以上投げた投手は1105人いるが、ボビー・ミラーの防御率8.52は、これらの投手の中で一番最低である」と補足。先発投手として失格の烙印を押した。
同記者以外にも、ドジャースの背番号28には厳しい意見が寄せられている。ドジャース専門メディア『Honestly Dodgers』のジェイコブ・ブラウンソン氏は「ドジャースとしては、プレーオフ1回戦の席を確保しつつあるが、ミラーを先発に起用し続けることはできない。今シーズン、彼を再び先発させるのは悪行である」と断じ、今後の先発起用を疑問視する。
試合前時点でミラーは今季12試合に先発して2勝4敗、54イニングを投げ防御率は8.17でQS率はわずか16.7%。最後に先発勝利を飾ったのは8月29日のボルティモア・オリオールズ戦で、9月はこの試合を含めて3回の登板機会ながら1度も白星を掴めず、しかも計17失点を喫するほど不振を極めている。
先発陣に故障者が続出して台所事情が苦しいとはいえ、25歳の右腕は苦境に立たされている。
構成●THE DIGEST編集部
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