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MLB

大谷翔平が直近7試合で”OPS 2.106”の異常数値! ド軍記者はさらなる記録更新に期待「彼はまだ終わっていない」

THE DIGEST編集部

2024.09.27

ドジャースが3年連続の地区V。大谷(中央)の連日の逆転打が光った。(C)Getty Images

ドジャースが3年連続の地区V。大谷(中央)の連日の逆転打が光った。(C)Getty Images

 この男を止める手段はあるのか。

 現地9月26日、地区優勝マジックを「2」としたロサンゼルス・ドジャースはサンディエゴ・パドレスと対戦し、7対2で快勝。3年連続22度目のナ・リーグ西地区優勝を成し遂げた。1番・指名打者でスタメン出場した大谷翔平は逆転適時打を含む5打数3安打1打点の大活躍で、メジャー移籍後初のシャンパンファイトを浴びた。

 2打席連続で凡打に打ち取られた大谷は2点ビハインドの6回に右安打で9試合連続安打とすると、チームが同点に追いついた直後の7回1死一、二塁で第3打席が回ってくる。球場が大きく盛り上がるなか、大谷は2番手左腕のスライダーを捉えると、鋭い打球で一、二塁間を破るタイムリーヒットで勝ち越し。スーパースターの逆転打にドジャー・スタジアムは最高潮に達した。このあとムーキー・ベッツの適時打でさらに2点を加えた。

 ドジャースが5点差で迎えた8回、大谷は松井裕樹と対戦。2球目138キロのスライダーを逆方向に打ったが、打球は詰まり気味に。しかし、これがレフト前に落ちるラッキーなヒットとなり、大谷は一気に二塁まで進塁し、23年ぶりのシーズン400塁打を飾った。
 
 パドレスとのカード3連戦で大谷は11打数6安打3打点、3得点1盗塁をマーク。ホームランこそなかったが、打率は.545。前日の殊勲打を含め、ここ一番での勝負強さが光った。

 さらに驚くべきは、その打撃スタッツ。メジャー史上初の「50本塁打-50盗塁」の偉業を達成した現地19日のマイアミ・マーリンズ戦から、なんと7試合で29打数20安打で打率は.690。出塁率(.727)と長打率(1.379)を足し合わせたOPSは2.106の異次元すぎる数字を叩き出している。

 漫画やテレビゲームを超えるような驚愕スタッツには、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス氏も注目。自身のXに「ドジャースでの最初のシーズンにおけるショウヘイ・オオタニ」と題し、「彼は本塁打、安打、得点、二塁打、盗塁、打点でキャリア最高。さらに400塁打」など、自身初のポストシーズン進出を含めた多くのキャリア初を記したうえで、「彼はまだ終わっていない」と、さらなるオオタニ伝説に期待した。

 ここまで大谷の今季成績は打率.305(リーグ3位)、53本塁打(同1位)、126打点(同1位)、56盗塁(同2位)、OPS1.030(同1位)。ホームランと打点のリーグ2冠をほぼ手中に収めているだけに、いったいどこまで数字を伸ばすのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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