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打者専任である大谷翔平のWARが“衝撃の8.8”に到達! 異次元スタッツで打撃10冠を維持しつつMVP&3冠王奪取へ

THE DIGEST編集部

2024.09.28

手が付けられない大谷の打棒。この勢いをポストシーズンに持ち込めるか。(C)Getty Images

 現地9月26日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地でサンディエゴ・パドレスと対戦して7対2で快勝。3年連続22回目となるナ・リーグ西地区優勝を決め、試合後にはシャンパンファイトで歓喜を爆発させた。
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 1番・DH(指名打者)で先発の大谷翔平は決勝タイムリーなど3安打1打点の活躍でこの日も勝利に貢献。8回には二塁打でMLB史上19人目となる「400塁打」を達成した。打率をさらに.305まで伸ばし、首位に立つルイス・アラエズ(パドレス)の.312と7厘差に肉薄。本塁打と打点のタイトル獲得は間違いないだけに、残り3試合での"逆転3冠王"も視野に入ってきた。ほかにも大谷は出塁率、OPS、塁打、長打率、得点などナ・リーグ打撃部門のスタッツ10項目でトップを維持している。

 記者投票によるMVP選定でひとつの指標データになるとされるのが、走攻守を総合的に算出して勝利への貢献度を示すWARというスタッツだ。大谷は直近7試合で29打数20安打5本塁打16打点、そして打率・690、得点圏打率.909と猛威を振るい、WARの数値も跳ね上がった。データ専門メディア『FanGraphs』の最新値は「8.6」で、同じく『Baseball Reference』はなんと「8.8」の評価を与えている。
 
 大谷とMVPを争う候補筆頭はニューヨーク・メッツのフランシスコ・リンドーアだが、怪我で離脱中である名ショートのWARは「7.4」。打者専任である大谷の数値がどれだけ凄まじいかが分かるだろう。大谷は2021年シーズンに二刀流で9勝&46本塁打を記録した際に「9.0」をマーク。WARにおいては明らかに不利なDHオンリーで、その数字に迫っているのだから驚きだ(大谷のWAR自己ベストは2023年の10.0)。

 前人未到の「50本塁打-50盗塁」を達成して全米を驚愕させた大谷。はたして史上初めてDHがMVPを獲得する歴史的瞬間が訪れるのか。期待は膨らむばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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