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90位タイ→2位...シーズン前予想を“はるかに凌駕した”大谷翔平の異次元スタッツ、米大手データ分析サイトの予想をほとんどの分野で上回る

THE DIGEST編集部

2024.09.30

データ上の予想を上回った大谷。(C) Getty Images

 MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地9月29日、今シーズン最終戦の敵地コロラド・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、4打数1安打1盗塁を記録。歴史的シーズンを勝利で終えた。

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 デビュー後6シーズンを過ごしたロサンゼルス・エンジェルスから名門ドジャースへ移籍した大谷は、右ひじを手術した影響で今季は投手登板せず、指名打者として試合に出場。史上初の「50本塁打‐50盗塁」、野手二冠など歴史的なシーズンを送った。

 MLBのデータを分析する米サイト『FANGRAPHS』は開幕前に各選手のシーズン成績予想をしていたが、大谷の成績はそれらのほとんどを上回った。予想と実際の成績は以下の通り。予想→実際の成績の順、カッコ内はリーグ順位(実際の成績のものは現地9月29日時点)。

・出場試合数139(40位タイ)→159(3位タイ)
・打率.288(4位)→.310(2位)
・安打149(16位)→197(2位)
・本塁打38(3位タイ)→54(1位)
・長打率.581(2位)→.646(1位)
・打点102(4位)→130(1位)
・盗塁24(11位)→59(2位)
・BsR(走塁での貢献度)0.0(90位タイ)→9.5(2位)
・OPS(打撃での貢献度).968(5位)→1.036(1位)
・fWAR(総合的な勝利貢献度)4.9(5位)→9.1(1位)

・三振数140(28位)→162(15位)
・四球数82(5位)→81(2位)
・故意四球数(申告敬遠含む)11(1位)→10(2位)

 打撃力に関しては以前から成績にも表れていたため高評価だったがそれを上回った形。走塁、盗塁については予想データをはるかに上回る成績となり、結果的に総合的な貢献度もリーグ有数の選手という予想からリーグ最高の選手という評価にまで上昇した。三振数は予想よりも22多くリーグでワースト15位に。四球数、故意四球数はほぼ予想通りでわずかに下回った。

構成●THE DIGEST編集部

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