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マジック「1」同士のダブルヘッダーに挑むブレーブスとメッツ。勝てばプレーオフ、連敗すれば脱落の大一番。第1戦はともにエース級を温存

THE DIGEST編集部

2024.09.30

第1試合ブレーブス先発のシュウェレンバック(左)とメッツ先発のメギル(右)。(C)Getty Images

 MLBナ・リーグ東地区のアトランタ・ブレーブスとニューヨーク・メッツは現地9月30日、最終カードとなるダブルヘッダーに臨む。前日時点でともに88勝72敗、ワイルドカード争いで2位につける両チームのポストシーズンをかけた戦いが始まる。

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 ナ・リーグのポストシーズン進出に残された枠はワイルドカード2位と3位の2つ。現地9月29日にミルウォーキー・ブルワーズに勝利したメッツと、カンザスシティ・ロイヤルズに敗れたブレーブス、そしてシーズン最終戦でサンディエゴ・パドレスに勝利したアリゾナ・ダイヤモンドバックスがその座を争っており、メッツとブレーブスの直接対決で決着する状況だ。

 そんなメッツとブレーブスは互いにマジック「1」。いずれもあと1勝すればポストシーズン進出が決まる。逆にダブルヘッダーで2敗を喫した場合、ダイヤモンドバックスがポストシーズン最後の椅子を獲得することに。1勝1敗の場合は、直接対決でメッツを上回るブレーブスがワイルドカード2位で同1位のパドレスと対戦、メッツはワイルドカード3位で地区優勝3位のブルワーズと対戦することになる。

 第1試合ブレーブス先発のスペンサー・シュウェレンバックはルーキーとして今季8勝7敗、QS11回、防御率3.47という成績。29日時点でリーグ三冠王(18勝、防御率2.38、225奪三振)の大エース、クリス・セールは19日のシンシナティ・レッズ戦以来登板しておらず、第1試合を落とした場合は第2試合で登板する可能性がある。

 対するメッツは今季10勝を超えているショーン・マナエアとホゼ・キンターナを27、28日に登板させており、今季4勝5敗のタイラー・メギルを第1試合に先発させる。MLB公式サイトは、主力のひとり、ルイス・セベリーノを第2試合、またはワイルドカード初戦まで温存させ戦略的な幅を持たせたと見ている。

 パドレスがダイヤモンドバックスに敗れたことで訪れたマジック「1」同士の2連戦。1勝するのはもちろん、翌日にはワイルドカードシリーズが始まるため、第1試合に勝利し主力を温存させられるかも重要だろう。

構成●THE DIGEST編集部

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