9月30日(現地)、メジャーリーグはレギュラーシーズン全日程を終え、プレーオフ出場全12チームが出揃った。
【動画】「史上最高のゲーム」 大谷翔平、3本塁打&10打点の爆発で「50-50」到達!
ナ・リーグ最高勝率のドジャースは地区シリーズからスタート。明日から始まるパドレスとブレーブスのワイルドカード・シリーズの勝者と対戦する。
どちらが勝ち上がってきても、ドジャースにとっては強敵だ。
パドレスは、大谷翔平を制して3年連続首位打者を獲得したルイス・アライズ以外にも、マニー・マチャド、フェルナンド・タティースJr.、ザンダー・ボガーツ、ダルビッシュ有らを擁するスター軍団。後半戦はMLB最高成績(43勝20敗)でワイルドカードを勝ち取った。
ドジャースと戦力を比較した際に最も目につくのは投手陣の充実ぶりだ。
先発陣はともにノーヒッター達成者のディラン・シース、ジョー・マスグローブを擁し、ダルビッシュ、今季防御率リーグ4位のマイケル・キング、ベテラン左腕のマーティン・ペレスと充実し、故障者続出でやり繰りが苦しいドジャースとはかなりの差がある。
ブルペンも、デッドライン・トレードでクローザー経験者のジェイソン・アダム、タナー・スコットを補強。5月に13打者連続奪三振のMLB記録を樹立したジェレマイア・エストラーダもおり、抑えのロベルト・スアレスにつなぐまでのリレーも盤石だ。
1969年の創設後、長く人気・実力の両面でドジャースの後塵を拝してきたが、近年は積極補強でチームを強化し、観客動員も急上昇。2022年の地区シリーズではドジャースを下すジャイアント・キリングを演じ、今季の直接対決でも8勝5敗と勝ち越している。サンディエゴ市民の打倒LAへの機運も高く、かなり手強い相手となるだろう。 一方のブレーブスは、ドジャース以上に故障者が続出しながらも、最後の最後でワイルドカードに滑り込み、7年連続のプレーオフ出場を決めた。
昨季はMLB最多の104勝を挙げ、今季もドジャースと並ぶリーグ優勝候補の筆頭格としてシーズンに臨んだ。しかし、エースのスペンサー・ストライダー、昨季史上初の40本塁打&70盗塁を達成したロナルド・アクーニャJr.、シルバースラッガー2度のオースティン・ライリーが続けて故障で戦列離脱というアクシデントに見舞われた。
窮地を救ったのは投手陣で、新加入のクリス・セールが投手三冠に輝く華麗な復活。同じく移籍1年目のレイナルド・ロペスも予想以上の好投でチームを支えた。ブルペンも、エンジェルスで大谷とチームメイトだったライセル・イグレシアスが夏場に38打者連続アウトを記録するなど抜群の安定感を誇る。
一方、昨季MLB歴代最多タイの307本塁打を量産した打線は、故障者だけでなく不振者も続出して停滞。孤軍奮闘を続けていたマーセル・オズーナも、9月は24試合で2本塁打と当たりが止まっている。
ドジャースは今季の直接対決でも5勝2敗と勝ち越しており、少なくともパドレスと比べれば多少は与しやすいのではないか。
構成●SLUGGER編集部
【関連記事】ドジャースは本当に“短期決戦に弱い”のか?――プレーオフと「運」の厄介な関係――<SLUGGER>
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どちらが勝ち上がってきても、ドジャースにとっては強敵だ。
パドレスは、大谷翔平を制して3年連続首位打者を獲得したルイス・アライズ以外にも、マニー・マチャド、フェルナンド・タティースJr.、ザンダー・ボガーツ、ダルビッシュ有らを擁するスター軍団。後半戦はMLB最高成績(43勝20敗)でワイルドカードを勝ち取った。
ドジャースと戦力を比較した際に最も目につくのは投手陣の充実ぶりだ。
先発陣はともにノーヒッター達成者のディラン・シース、ジョー・マスグローブを擁し、ダルビッシュ、今季防御率リーグ4位のマイケル・キング、ベテラン左腕のマーティン・ペレスと充実し、故障者続出でやり繰りが苦しいドジャースとはかなりの差がある。
ブルペンも、デッドライン・トレードでクローザー経験者のジェイソン・アダム、タナー・スコットを補強。5月に13打者連続奪三振のMLB記録を樹立したジェレマイア・エストラーダもおり、抑えのロベルト・スアレスにつなぐまでのリレーも盤石だ。
1969年の創設後、長く人気・実力の両面でドジャースの後塵を拝してきたが、近年は積極補強でチームを強化し、観客動員も急上昇。2022年の地区シリーズではドジャースを下すジャイアント・キリングを演じ、今季の直接対決でも8勝5敗と勝ち越している。サンディエゴ市民の打倒LAへの機運も高く、かなり手強い相手となるだろう。 一方のブレーブスは、ドジャース以上に故障者が続出しながらも、最後の最後でワイルドカードに滑り込み、7年連続のプレーオフ出場を決めた。
昨季はMLB最多の104勝を挙げ、今季もドジャースと並ぶリーグ優勝候補の筆頭格としてシーズンに臨んだ。しかし、エースのスペンサー・ストライダー、昨季史上初の40本塁打&70盗塁を達成したロナルド・アクーニャJr.、シルバースラッガー2度のオースティン・ライリーが続けて故障で戦列離脱というアクシデントに見舞われた。
窮地を救ったのは投手陣で、新加入のクリス・セールが投手三冠に輝く華麗な復活。同じく移籍1年目のレイナルド・ロペスも予想以上の好投でチームを支えた。ブルペンも、エンジェルスで大谷とチームメイトだったライセル・イグレシアスが夏場に38打者連続アウトを記録するなど抜群の安定感を誇る。
一方、昨季MLB歴代最多タイの307本塁打を量産した打線は、故障者だけでなく不振者も続出して停滞。孤軍奮闘を続けていたマーセル・オズーナも、9月は24試合で2本塁打と当たりが止まっている。
ドジャースは今季の直接対決でも5勝2敗と勝ち越しており、少なくともパドレスと比べれば多少は与しやすいのではないか。
構成●SLUGGER編集部
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