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「大谷翔平の活躍はチームの雰囲気を高揚させ、多くの勝利を後押しした」ドジャースが予想外だったのは…「LAにとってずっと厳しい月になる」米メディアがPO展望

THE DIGEST編集部

2024.10.02

MLB史上初の「50ー50」を達成した大谷が、初めてポストシーズンに出場する。(C)Getty Images

MLB史上初の「50ー50」を達成した大谷が、初めてポストシーズンに出場する。(C)Getty Images

 ナ・リーグ西地区を制してプレーオフに出場するロサンゼルス・ドジャースは、はたしてワールドシリーズ優勝を成し遂げられるのだろうか。現地10月1日、米メディア『Yahoo Sports』はポストシーズンに出場する全12チームのパワーランキングを発表。ドジャースを2位に位置付けた。

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「昨年王者のテキサス・レンジャーズがプレーオフに出場しないため、24年連続で異なるチームがトロフィーを掲げることになった。この事実だけでも、10月に何か起こるのか期待感が高まる。新しいチームが、新しい選手たちが、誰もが切望するタイトルを受賞することになるからだ」

 こう記した同メディアは、ドジャースについて「ある意味、3月時点での予想通りの位置で10月を迎えた」と前評判通りの結果を残したと評価。とりわけ加入1年目で期待以上の活躍を見せた大谷翔平についても、「歴史的なレギュラーシーズンの活躍は、チームの雰囲気を高揚させ、多くの勝利を後押しした」と振り返った。

 それでも「私たちの関心は10月に移っている。10月はLAにとって、4月から9月までよりもずっと厳しい月になる」と、レギュラーシーズンとポストシーズンは別物だと強調。さらに不安要素として投手力を挙げている。「予想外だったのは、スター投手の消耗だった。山本由伸をどのくらいの頻度で起用できるのか。ジャック・フラハティやウォーカー・ビューラーには、結果を出さなければいけないプレッシャーが伸し掛かる」と見通した。
 
 ドジャースの投手陣は、タイラー・グラスノーが右肘捻挫、クレイトン・カーショウが左足親指の骨棘、ギャビン・ストーンが右肩炎症で負傷者リスト入り。プレーオフに万全の体制で臨むことができない状況だ。

 そんななかでも、ドジャースには期待感しかないという。「何人もの投手が負傷者リスト入りしようとも、このチームの期待の高さは変わらない。大谷が初めてポストシーズンに出場することもあって、ドジャースのプレーオフでの一球一球は最も明るいスポットライトの下で行なわれる」。

 ドジャースは現地10月5日、ワイルドカード・シリーズを戦っているサンディエゴ・パドレスとアトランタ・ブレーブスの勝者と本拠地ドジャー・スタジアムで対戦する。大谷や山本、グラスノー、テオスカー・ヘルナンデスらを10億ドル(当時約1500億円)以上かけて補強し、開幕前に「ワールドシリーズで優勝できなければ“失敗”」とも評されたドジャースは、はたしてポストシーズンでどのような戦いを見せてくれるのだろうか。

 ちなみにプレーオフ・パワーランキングの1位はフィリーズで、2位がドジャース、3位がヤンキースで、4位以下は、パドレス、ガーディアンズ、ブルワーズ、アストロズ、オリオールズ、タイガース、メッツ、ブレーブス、ロイヤルズの順だった。

構成●THE DIGEST編集部

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