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「トラウトの負傷、大谷翔平の不在…」エンジェルスの“悲惨”な24年シーズンを米放送局が総括「かろうじて100敗を免れた」

THE DIGEST編集部

2024.10.04

期待された主砲トラウト(右から2人目)だったが、左膝の負傷でわずか29試合の出場にとどまった。その一方、ネト(左)、オホッピー(左から2人目)、シャヌエル(右)ら若手が飛躍した年でもあった。(C)Getty Images

期待された主砲トラウト(右から2人目)だったが、左膝の負傷でわずか29試合の出場にとどまった。その一方、ネト(左)、オホッピー(左から2人目)、シャヌエル(右)ら若手が飛躍した年でもあった。(C)Getty Images

 162試合を戦って63勝、球団ワーストの99敗。ア・リーグ西地区の最下位に終わったロサンゼルス・エンジェルスの2024年シーズンを米放送局『NBC Sports』が総括し、「マイク・トラウトの負傷、大谷翔平の不在が悲惨なシーズンとしてしまった」と伝えた。

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 チーム防御率は4.56でMLB26位、チームOPSは.671でMLB28位。「オオタニがよりよい環境を求めて去ったチームの期待は、最初から高くなかった。申し訳ないが、最高のニュースはオオタニの歴史的なシーズンが、これほど悪いチームで無駄にされなかったことだ」と記しながら、「かろうじて100敗を免れたが、プレーオフ出場の可能性は一度もなかった」と散々な成績を振り返った。

 とくに大きかったのは、今年も繰り返された主砲トラウトの故障による長期欠場だ。「トラウトは左膝の半月板損傷でわずか出場29試合にとどまった。トラウトのいない打線は、シカゴ以西では最悪だった。アンソニー・レンドーンも下降傾向が続き、こちらも例年通り故障欠場。ミッキー・モニアックは打率.219で、計418打席で114三振だった」と不甲斐ない点を列挙した。

 投手陣も同様だ。「期待されたリード・デトマーズは17度の先発で防御率6.70と期待外れで、シーズンの大半をマイナーで過ごした。パトリック・サンドバルとグリフィン・キャニングはともに防御率5.00を超えた。これは野球チームとして大失敗であり、この時点で優勝争いに加わるのは何年も先になりそうだ」と、辛辣な評価を下している。
 
 ポジティブな側面として同放送局は、若手の成長を挙げた。「23歳のザック・ネトは初のMLBフルシーズンで23本塁打、30盗塁、OPS.761を記録し、大きな飛躍を遂げた。24歳のローガン・オホッピーは136試合に出場して20本塁打。攻守で活躍できる捕手になりうる兆しを見せた。25歳のジョー・アデルも20本塁打、15盗塁の成績で、成功と言えるだろう。22歳のノーラン・シャヌエルも才能を見せた。投手陣で特筆できる数少ない存在がジャック・コチャノビッチ。23歳にして防御率3.99は侮れない数字で、ゴロ率は驚異の56.6パーセントだった」と、それぞれを評している。

 将来の展望については、「オオタニがいれば助かったのに。残念だ」と“たられば”を交えながら、「捕手(オホッピー)、一塁手(シャヌエル)、遊撃手(ネト)には自信を持っているはずで、ほかのポジションはいかようにも改善できる。投手では24歳のベン・ジョイスが健康ならば、クローザーを任せられる。チームは再建に取り組んでいるようで、本格的な競争力を持つには時間がかかるだろう」と、数年は低迷すると見通した。

構成●THE DIGEST編集部

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