野球の日本代表を率いる侍ジャパンの井端弘和監督が10月９日、都内で記者会見に出席し、11月に開幕する「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs チェコ」及び「ラグザス presents 第３回WBSCプレミア12」の代表メンバー28人を発表。気になるキャプテン像について言及した。

　今大会について井端監督は「目標はまず世界一。連覇をすること」と宣言。「そのために（チームが）ひとつになること。日本を背負って立って代表に選ばれたというところでは、しっかりと行動だったり言動というところでやってもらいたい」と力を込めた。

　去年、14年ぶりの世界一奪還を果たして日本列島を熱狂に包んだWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）組からは岡本和真（巨人）、源田壮亮（西武）、牧秀悟（DeNA）をはじめ、今季のセ・リーグ最優秀防御率（1.38）を獲得した中日の高橋宏斗、パ・リーグ最多勝に輝いた伊藤大海（日本ハム）などレギュラーシーズンで活躍した７人が名を連ねた。特に、今大会メンバー最年長（31歳）となる源田には指揮官も厚い信頼を寄せる。

「内野陣が若いので、やっぱり居てくれるとすごく内野手には安心感があると思います。痺れる場面でも、普通にゲームをこなせる選手というのをみんな真似してほしい。そこのレベルにいって欲しいなという思いで、彼にはいろんな若い選手をサポートしてほしいですね」
  　チームをまとめる主将について、井端監督は「特に決めていない」と回答。「選手らで決めてもらえればいいなと。前回（昨年のアジアチャンピオンシップ）は選手らの間で牧選手となったので、今回も合宿中にそのようになってくれれば」と話し、選手らの自主性に委ねる方針だ。

　同監督は「決勝まで９試合ありますので、その中で（調子の）波はあると思います。そこをうまく見定めてチームをいい方向に持っていってくれればいい」とニューリーダーの誕生に期待を寄せた。

取材・文●湯川泰佑輝（THE DIGEST編集部）

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