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「彼らのPSベストゲームのひとつ」崖っぷちで逆風の中、PS零封勝利の球団記録を更新したド軍を米記者絶賛「フリーマンもロハスも先発投手さえいなかった」

THE DIGEST編集部

2024.10.10

初回に先制ソロHRを放ったベッツ(左)と2回にタイムリーヒットで追加点を挙げた大谷(右)。(C) Getty Images

 MLBロサンゼルス・ドジャースは現地10月9日、敵地サンディエゴ・パドレス戦に8-0で勝利した。ナ・リーグ地区シリーズ1勝2敗で迎え、負ければポストシーズン敗退決定の大一番での大勝に現地記者も驚きを隠せないようだ。

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 試合は初回にムーキー・ベッツがソロHR、2回に大谷翔平がタイムリーヒットを放つなど、ドジャースムードで始まり、3回終了時点で5-0とリード。MVPトリオのひとり、フレディ・フリーマンとミゲル・ロハスといった先発メンバーを怪我で欠きながらも、代わりにスタメン起用されたキケ・ヘルナンデスが大谷のタイムリーの前でヒットを放ち好機を創出するなど、結果的に4打数2安打と活躍をみせた。

 また、ブルペンデーで臨んだ投手陣もノーアウトで得点圏に打者を置く厳しい場面もあったがキッチリと立て直し、計8人の継投で9個の0をスコアボードに刻んだ。先発陣が不調の中、デーブ・ロバーツ監督の起用に見事応えた形だ。

 球団公式ブログ『Dodger Insider』は試合後にXで、今回の8-0という点数が、球団がポストシーズンの零封勝利を挙げた中で最大の点差であると紹介。以前の記録は1965年、ミネソタ・ツインズとのワールドシリーズ第5戦、サンディ・コーファックスが7-0で完封勝利を収めたものだといい、8人が登板した今回の試合とは対照的な起用法だったという。

 米専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は「ドジャースにはフレディ・フリーマンもいなかった。ミゲル・ロハスもいなかった。先発投手さえいなかった。それでも、彼らはペトコ・パークに乗り込み、パドレスを8対0で破って敗退を免れた」と綴り、今回の大勝を「久しぶりの彼らのポストシーズンベストゲームのひとつ」と称賛した。

 次戦は現地10月11日、本拠地ドジャー・スタジアムに戻り運命の第5戦に挑む。

構成●THE DIGEST編集部

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