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中4日で勝負の第5戦に先発するダルビッシュ有に地元メディアが異例の日本語メッセージ「パドレスを救え」

THE DIGEST編集部

2024.10.10

地区S第5戦で対戦が濃厚な大谷(左)とダルビッシュ(右)。(C)Getty Images

 日本人右腕に異例のメッセージが送られている。

 現地10月9日、ナショナル・リーグの地区シリーズ第4戦が行なわれ、リーグ優勝決定戦シリーズ進出に王手をかけたサンディエゴ・パドレスがロサンゼルス・ドジャースと対戦し、8失点で完敗。勝負は第5戦までもつれ込んだ。

 本拠地で宿敵ドジャースを撃破するチャンスだったパドレス。しかし、先発ディラン・シースがムーキー・ベッツに2戦連発となる先制アーチを許すと、2回には2死一、三塁から大谷翔平に右前適時打を打たれるなど、3失点で精彩を欠いた。

 強力打線もドジャースが8人の投手をつぎ込むブルペン陣を攻略できず、0対8で大敗。対戦成績は2勝2敗となり、勝負の行方は再びドジャー・スタジアムで行なわれる最終戦(現地11日)に委ねられた。

 注目される第5戦の先発投手についてパドレスのマイク・シルト監督は試合後の記者会見で、「我々は準備ができている。ユウ・ダルビッシュが投げてくれることに自信を持っている」と38歳のベテラン右腕の名前を挙げ、厚い信頼を寄せた。
 
 頼れる日本人右腕の登板は地元メディアも大きな期待を寄せている。日夜パドレスの情報を発信している専門メディア『Padres Nation』は公式Xに、なんと英語と日本語の両方で「ダルビッシュ有、パドレスを救え」と投稿。異例ともいえる熱いメッセージを右腕に送り、2年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出に期待を寄せた。

 ダルビッシュは第2戦のドジャー・スタジアムで先発登板し、7回を投げて3安打1失点の快投。要注意打者の大谷を3打数ノーヒットに封じ、洗練されたピッチングでドジャース打線を翻弄した。今度は中4日で大一番のマウンドに立つ。

 両チームとも絶対に負けられない試合に日本の野球ファンにとっては複雑な状況だが、雌雄を決する一戦に注目度は高まっている。

構成●THE DIGEST編集部

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