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「大谷翔平のような争奪戦を彷彿」エンジェルスとマリナーズ、強打者を巡って火花? 「FAで狙うのに理に適っている」とエ軍メディア

THE DIGEST編集部

2024.10.11

エンジェルスの補強候補として噂されているオリオールズのサンタンデール。24年シーズンでは、ジャッジの58本、大谷の54本に次ぐMLB3番目の44本塁打をマークした。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスが今オフにFAで強打者を補強するかもしれない。エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』は10月9日の記事で補強候補選手を取り上げた。噂されているのが、今オフにFAになるボルティモア・オリオールズのアンソニー・サンタンデールだ。

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「エンジェルスは右翼を守れるだけでなく、場合によってはDHとしても活躍できるスイッチヒッターのビッグボッパー(強打者)を必要としている。オーナーのアート・モレノは来シーズンに向けて給与を増やすと語っており、またエンジェルスはFAの強打者を優先してきた実績もある」

 サンタンデールは今シーズン限りでの退団が有力と言われており、エンジェルスのほかにシアトル・マリナーズも興味を示しているという。

「マリナーズも間違いなくサンタンデールを獲得したいだろうが、驚くべき展開になりそうだ。エンジェルスのモレノが、マリナーズのオーナー、ジョン・スタントンよりも多額の資金を投じる用意があるというのだ。エンジェルスとマリナーズの入札合戦は素晴らしいショーとなり、それは2017年のショウヘイ・オオタニの争奪戦を彷彿とさせる」
 
 同メディアは、マリナーズ、テキサス・レンジャーズ、シカゴ・カブス、ロサンゼルス・ドジャース、サンディエゴ・パドレス、サンフランシスコ・ジャイアンツとの争奪戦を制して大谷翔平と契約した17年12月の華々しい過去を例に挙げた。

「サンタンデール24年の攻撃的fWARで全体35位、外野手では10位、右翼手では4位にランクイン。攻撃的fWARはスイッチヒッターの中で6番目にいい数字だった。44本塁打はMLBで3番目に多く、102打点は14番目、91得点は21番目、.271のISOは8番目だった。過去3シーズンは毎年少なくとも152試合に出場している」

 大谷が抜けた後も目立った補強は行なわず、頼みの主砲マイク・トラウトは例年のように故障で長期欠場。24年シーズンに球団ワーストの99敗を記録してしまったエンジェルスが、打線からテコ入れしていくようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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