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ドジャース山本由伸の鬼門「1回の防御率7.11」。天敵パドレスを相手に“好スタート”を切ることはできるか、ド軍番記者も期待

THE DIGEST編集部

2024.10.12

シリーズの命運を託された山本。(C)Getty Images

 MLBナ・リーグ地区シリーズ、ロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレスは現地10月11日に最終第5戦を迎える。先発がド軍山本由伸とパ軍ダルビッシュ有のポストシーズン史上初の日本人対決とあって注目が集まる一方、両投手の対照的な今シリーズの成績にパドレスの勝ち上がりを予想しているファンは少なくない。ド軍番記者も山本の奮起に期待しつつ、日本人右腕の欠点に触れた。

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 同シリーズ第1戦で先発登板した山本は、初回にマニー・マチャドから2ランHRを浴びるなど精彩を欠き、3回5安打5失点で降板。その後リリーフ投手と打線の活躍でチームは7-5で勝利を収めたものの、悔しいポストシーズンデビューとなった。

 一方で第2戦に先発登板したダルビッシュは7回82球3安打1失点と抜群の安定感でハイクオリティスタート(7イニング以上投げて自責点2点以下に抑えること)を達成し、チームも10-2と大勝。シリーズ初勝利の立役者のひとりとなった。

 対照的な結果を見せている両者による投げ合いが決まった現地10月10日、ドジャースのニュースを専門的に扱う米専門メディア『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン記者はXで以下のような投稿をした。

「山本由伸は今シーズン、パドレス戦で9イニングを投げて13失点を許している。今年は19回の先発登板で1回の防御率7.11を記録している。アウェーチームは4試合で初回ホームランを打っている」

 パドレスとの試合で印象に残っているのは韓国での開幕カード。第2戦に登板した山本は初回に4安打5失点の大炎上でノックアウトと厳しい成績でMLBデビューを果たした。この登板では本塁打こそ浴びなかったものの、打者一巡の猛攻を受けて3アウトに43球を要するなど苦しんだ。

 昨季、日本シリーズでは第1戦で大敗したのち、負ければ敗退決定の第6戦に再び登板し、9回1失点のピッチングを見せた山本。マッケイン記者が投稿の結びで「明日はこうした傾向を逆転させる絶好の日だ」と綴ったように、日本最高右腕のステップアップに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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