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大谷翔平と仲良しT・ヘルナンデスの“去就”が話題。今オフFAとなる主砲の契約延長をド軍記者は熱望「早く小切手を渡してくれ!」

THE DIGEST編集部

2024.10.12

T・ヘルナンデスが7回に貴重な追加点となるソロ弾を放った。(C)Getty Images

T・ヘルナンデスが7回に貴重な追加点となるソロ弾を放った。(C)Getty Images

 常勝軍団をけん引する強力スラッガーの”去就”が再び注目を集めている。

 現地10月11日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地でサンディエゴ・パドレスと地区シリーズ第5戦を戦い、2対0で勝利。通算成績を3勝2敗とし、3年ぶりにリーグ優勝決定シリーズ進出を果たした。

 2回にパドレス先発のダルビッシュ有からキケ・ヘルナンデスのソロホームランで先制点を奪ったドジャース。3回以降は38歳のベテラン右腕の緩急をつけたピッチングに追加点を奪えず、最少得点でリードを保ったまま7回を迎えた。1死走者なしで、4番テオスカー・ヘルナンデスがカウント2-1から4球目のスライダーを左翼席に運ぶ貴重なソロアーチを放ち、ドジャー・スタジアムは熱狂。逆にダルビッシュにとっては久々の安打が痛恨の一発となり、ドジャースの勝利を主砲が手繰り寄せた。

 昨年オフにシアトル・マリナーズからフリーエージェント(FA)となり、2350万ドル(約34.6億円)の単年契約でドジャースに加入したT・ヘルナンデスは、今季レギュラーシーズンで打率.272、33本塁打、99打点と主軸打者として活躍。7月のオールスターでは前日恒例のホームラン・ダービーで初出場初優勝を飾った。大谷翔平、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの「MVPトリオ」に負けないパワーに加え、地区シリーズ第3戦では本塁打も放ち、過去4戦を通して15打数5安打、1本塁打、6打点2得点のスタッツを残すほど勝負強い打撃でチームを救い、宿敵との絶対に負けられない一戦でも大きな存在感を発揮した。
 
 当初、T・ヘルナンデスは複数年契約を求めていたが、金額を含めて希望にマッチするオファーが届かず、ドジャースと1年契約で落ち着いた。だが蓋を開けてみれば、レギュラーシーズンやポストシーズンで印象的な活躍を見せ続け、本人も来季以降引き続きドジャースでプレーすることを望んでいるが、球団は30代半ばでの契約延長に慎重な姿勢をみせており、今オフに再びFAになる可能性が浮上している。

 そして、この日。ドジャースに待望の追加点をもたらしたT・ヘルナンデスについて、米専門メディア『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン記者は彼のホームラン動画を共有したうえで、「この男に早く白い小切手を渡して、残りのキャリアをドジャー・ブルーで過ごせるようにしてくれ!」と綴り、ドジャース残留を熱望。球団に複数年契約を結ぶよう懇願するほど、今や欠かせない戦力だと強調している。

 ヘルナンデスは試合前、「今はFAについてはまったく考えていない。チームの勝利にどう貢献できるか、そればかり考えている」と話し、自身の去就についての話題を避けプレーに集中。その言葉通り、類まれなる打棒でドジャースの勝利に大きく貢献した。

 ドジャースの提示するオファーが、31歳のスラッガーを満足させることができるのか。大谷との仲良しコンビが継続するかどうかも、気になるところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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