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「ブルペンデー大失敗」大谷翔平のドジャース、メッツに敗れてLA紙が悲嘆「33イニング無失点記録が悲惨な形で終わった」一方で唯一の光明は…

THE DIGEST編集部

2024.10.15

メッツとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦で大谷は3打数無安打、2三振、2四球だった。(C)Getty Images

 現地10月14日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地でニューヨーク・メッツとリーグ優勝決定シリーズ第2戦を行ない3対7で敗れ、シリーズ成績を1勝1敗とした。大谷翔平は「1番・DH」で出場し、3打数無安打、2三振、2四球だった。

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 33イニング連続無失点のポストシーズン記録を作った投手陣が、この日は立ち上がりに躓いた。9日に行なわれたサンディエゴ・パドレスとの地区シリーズ第4戦(8対0で勝利)と同じブルペンデーとして先発を託されたライアン・ブレイジャーが、初回に先頭のフランシスコ・リンドーアに一発を浴びて、あっさりと失点した。

 2回には、2番手のランドン・ナックが2番マーク・ビエントスに満塁アーチを許すなど、序盤から0対6。3番手アンソニー・バンダ、4番手ブレント・ハニーウェルこそ無失点で切り抜けたものの、5番手エドガルド・エンリケスが9回に1点を奪われて計7失点。打撃陣もわずか5安打で3点しか奪えなかった。

 試合後に地元紙『Los Angeles Times』は、「ブルペンデーが大失敗し、メッツに敗れた」と伝え、「ポストシーズンタイ記録の33イニング無失点記録があっという間に、そして悲惨な形で終わった」と報じた。

「リーグ優勝決定シリーズの第2戦をブルペンデーとする作戦は理に適っていた。第1戦でジャック・フラハティが7イニングの素晴らしい投球をしたおかげで、ブルペン陣は珍しく肩を休ませることができた。ウォーカー・ビューラーが先発するプランもあったが、ドジャースは敵地での第3戦に温存したいと考え、第2戦にはパドレスとの地区シリーズ第4戦で成功したブルペンデーを採用した」
 
 地区シリーズ第4戦でパドレス打線を完封したリリーフ陣だったが、メッツ相手に結果が伴わなかった。「唯一の問題は、最も影響力のあるリリーフ投手を序盤に投入しなかったことだ。そして点差は、手が届かないところまで広がってしまった。初回にブレイジャーがソロアーチを打たれたが、本当の惨事は2回の5失点だ。2番手に出てきたのはナックで、バンダでもマイケル・コーペックでもなかった。終わってみれば、それは高くつく決断だった」と振り返った。

 一方で同紙は、「唯一の光明は、信頼できるリリーフを温存できたことだ。チームトップ3のリリーフ投手、コーペック、ブレイク・トライネン、エバン・フィリップスは4日間の休養を経て、ニューヨークでの第3戦に臨むことができる」と、ポジティブな点も記載している。

 移動日を挟んで現地16日にニューヨークで行なわれる第3戦の先発は、ドジャースがウォーカー・ビューラー(レギュラーシーズン1勝6敗、防御率5.38)で、対するメッツはルイス・セベリーノ(同11勝7敗、防御率3.91)。はたしてビューラーとブルペン陣は、メッツ打線を相手にどのような投球を見せてくれるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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