プロ野球

【2024ドラフト候補ランキング最終版|21~30位】NTT東日本・野口ら実力者が登場する一方で圏外から一気にジャンプアップした猛者が<SLUGGER>

西尾典文

2024.10.19

大学時代もドラフト上位候補だった野口。社会人を経てまた一回り成長した。写真:THE DIGEST写真部

 2024年のドラフトまであと1週間を切った。今年も将来性豊かな選手が揃う中、いよいよドラフト候補ランキングの最終版を発表する。

▼30位:清水大暉[投手・前橋商](前回順位:27位)
(しみず・だいき/右投右打)
 北関東で注目を集めている大型右腕。昨年夏はリリーフで度々好投を見せてチームを甲子園出場に導いた。まだ下半身の強さが不十分で、重心が上下動するのは気になるが、指にかかった時のボールの角度と勢いは大きな魅力。スケールの大きさは今年の高校生投手でも屈指の存在だ。
タイプ診断:#スケール◎ #長身右腕

▼29位:宇野真仁朗[遊撃手/三塁手・早稲田実](前回順位:29位)
(うの・しんじろう/右投右打)
 入学直後から中軸を任されている強打の内野手。浅村栄斗(楽天)を彷彿とさせる豪快なスウィングで高校通算本塁打は64本を数える。春からは木製バットを使用しており、夏の西東京大会でも満塁弾を含む2本塁打を記録。打撃への注目度が高いが脚力も申し分なく、内野ならどこでも守れるのも魅力だ。
タイプ診断:#万能タイプ #木製バットで本塁打量産

▼28位:野口泰司[捕手・NTT東日本](前回順位:30位)
(のぐち・たいし/右投右打/栄徳高→名城大)
 今年の社会人を代表する強打の捕手。大学時代も上位候補と見られながら指名漏れを経験したが、社会人で攻守ともに着実にレベルアップを果たし、再び評価を上げている。都市対抗本選でもチームは初戦で敗れたが、2安打を放つなどさすがのプレーを見せた。
タイプ診断:#強打の捕手 #U-23侍ジャパン
▼27位:庄子雄大[遊撃手・神奈川大](前回順位:圏外)
(しょうじ・ゆうだい/右投左打/横浜高)
 神奈川大学野球を代表する俊足、巧打のショート。1年春からヒットを量産し、この秋は通算安打数のリーグ記録も樹立した。スピードは大学生では1,2を争うレベルで、盗塁の成功率も高い。ショート以外にもサードや外野などあらゆるポジションを守ったことがある経験も強みだ。
タイプ診断:#スピードスター #ミート力◎

▼26位:宮原駿介[投手・東海大静岡キャンパス](前回順位:31位)
(みやはら・しゅんすけ/左投左打/静岡学園高)
 東海地区大学野球連盟で注目を集めているサウスポー。高校時代は無名だったが、大学で大きく成長し、大学日本代表候補合宿にも召集された。140キロ台中盤のストレートと鋭く変化するカットボール、スライダー、チェンジアップを武器に三振を量産する。この秋はさらにスピードアップし、最速150キロもマークした。
タイプ診断:#地方リーグの星 #ドクターK