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プレミア12連覇に暗雲…侍ジャパン岡本和真、吉川尚輝の出場辞退でファン落胆も、“追加招集”が期待される選手に議論百出

THE DIGEST編集部

2024.10.25

侍Jを率いる井端監督。プレミア12連覇に向けて暗雲が漂っている。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 痛い離脱である。

 11月に開催される「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」に臨む侍ジャパンの代表メンバーに選出されていた岡本和真、吉川尚輝(ともに巨人)が出場を辞退することが24日に明らかになった。新生・侍ジャパンの4番候補の呼び声も高かった主砲の離脱は、井端弘和監督にとって頭を抱えるバッドニュースといっても過言ではない。

 離脱理由は岡本が腰痛を発症、吉川は左脇腹痛が完治せず、大会を万全の状態で臨めないと判断されたようだ。両選手とも日本シリーズの出場権をかけたクライマックスシリーズ(CS)で横浜DeNAと激闘を繰り広げた結果、その代償はあまりに大きかった。

 井端監督は今月9日に28人の代表メンバーを発表した席で注目の4番候補について問われると、「今のところ可能性が高いのは岡本選手」と明かしていた。巨人時代にコーチとして指導した大砲に、「現在はチームを引っ張る立場としてプレーしているので、自分だけでなくチームのことを考える選手になったところが、頼もしく思います」と高く評価するほど、厚い信頼を寄せていた。
 
 両選手の離脱が明らかになると、ネット上では落胆と悲嘆が入り混じった声が溢れ、「吉川と岡本もプレミア辞退かー...代わりに誰が呼ばれるのか」「マジかよ!キツイな」「CSも満身創痍で戦ってたからなー無理はできんか」「和真が故障ならプレミア辞退は当然」「ショックやな...てか侍打線弱過ぎて大丈夫か?」など、打線の主軸候補が抜ける事態を嘆いた。

 その一方で、2人の代替に誰が選出されるかにも関心が寄せられている。例えば、今シーズン自身初となる全試合出場を果たし、チームトップの打率.292、23本塁打、67打点をマークした中日の細川成也。ソフトバンク移籍1年目で本塁打と打点のリーグ二冠に輝いた山川穂高。CSで値千金の適時打を放つなど勝負強さを見せつけた清宮幸太郎(日本ハム)などを推すコメントも上がっていた。

 侍ジャパンは今月28日に宮崎に集合し、プレミア12開幕に向けて強化合宿を開始する予定だ。追加招集で戦力を整備して、目標である大会連覇に最善を尽くすしかない。

構成●THE DIGEST編集部

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