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プロ野球

西川史礁の一本釣りには失敗するも、あくまで外野手補強にこだわる!富士大のスラッガー麦谷祐介を1位で見事交渉権獲得【オリ熱コラム2024:ドラフト指名選手一覧】

THE DIGEST編集部

2024.10.27

俊足に強肩強打も兼ね備えた1位の麦谷。昨年のドラ1投手2人からホームランを打った経験がある。写真:産経新聞社

俊足に強肩強打も兼ね備えた1位の麦谷。昨年のドラ1投手2人からホームランを打った経験がある。写真:産経新聞社

 10月24日に行われたドラフト会議において、オリックスは1巡目で青山学院大学のスラッガー西川史礁にまず入札。ところがロッテとの重複指名となり、岸田護新監督は残念ながら当たりクジを引き当てられなかった。仕切り直しの再入札は富士大のスラッガー麦谷祐介。見事に交渉権を獲得した。今回のドラフトで獲得した選手をそれぞれ見てみよう。

▼1位
麦谷祐介(22歳)
外野手
右投左打
大崎中央高→富士大
【スカウトコメント】
走・攻・守三拍子揃った即戦力外野手。脚力と守備範囲の広さはアマチュアトップクラス。将来的にはチームの主力選手として盗塁王も狙える逸材。

 現在のオリックスのウィークポイントは外野なだけに、西川を外しても即戦力で打てる外野手を獲る方針は変わらず。麦谷は甘いマスクとあって、ファンからは早速「またイケメンが加わった」という声も多数聞こえている。ルックスだけでなく長打力やスピードでも貢献できる選手なだけに、1年目からスタメン入りを目指してもらいたい逸材だ。

▼2位
寺西成騎(22歳)
投手
右投右打
星稜高→日本体育大
【スカウトコメント】
 大学日本代表にも選出された大学屈指の好投手。伸びのあるストレートと多彩な球種を操る。まだ伸びしろもあり、将来的にはチームのエースとして期待のかかる投手。

 2位では即戦力のピッチャーを指名した。今シーズンはコンディション不良による離脱が目立ったものの、依然としてオリックスの投手陣には厚いものがある。球団は将来のエース候補として期待しているが、強力な投手陣に割って入れるかがポイントになるだろう。
 
▼3位
山口廉王(18歳)
投手
右投右打
仙台育英学園高
【スカウトコメント】
 最大の武器はマックス149キロのストレート。決め球のフォークも完成度が高く、打者を圧倒した投球ができる。スケール感満載で無限の可能性を秘めた大型右腕。

 指名された瞬間の喜び方がすさまじかったこともあり、さっそくオリックスファンの心をガッチリつかんだ。明るい性格でムードメーカーになれる素質もあり、山本由伸(現ドジャース)のような台頭を期待したい。

▼4位
山中稜真(23歳)
捕手
右投左打
木更津総合高→青山学院大→三菱重工East
【スカウトコメント】
 ストレートに力負けすることなく広角に長打が打てる打撃と、俊足、強肩を活かした守備が魅力。走・攻・守三拍子揃った選手で即戦力としての期待がかかる。

 4位では内外野もこなせる即戦力のキャッチャーを指名した。今シーズンの終盤には森友哉、若月健矢が同時に離脱するというアクシデントがあっただけに、長打も打てる山中に対する期待は大きい。リード面の勉強を積めば、捕手のレギュラー争いに加わってくる可能性は高いだろう。
 

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