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「素晴らしい。誇りに思う」ベッツ、T・ヘルナンデスらド軍同僚が山本由伸の快投を手放しで絶賛「この瞬間にふさわしい選手だ」

THE DIGEST編集部

2024.10.27

7回途中1失点の好投を見せた山本(中央)に同僚らは労いの言葉をかけた。(C)Getty Images

 大舞台で圧巻の投球だ。

 現地10月26日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸は本拠地でニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第2戦に先発登板し、6回1/3を1安打1失点と好投。チームを4対2の勝利に導き、WSの日本人選手としては2007年の松坂大輔(ボストン・レッドソックス)以来、史上2人目の勝ち投手となった。

 渡米1年目から大きな存在感を放っている山本。この日は初回、2回と四球を与えながらも無失点で切り抜け、1点リードの3回2死走者なしで2番フアン・ソトに同点ソロを献上したが、そこからヤンキース打線を11打者連続で凡退に抑えるなど、安定感抜群のピッチングで球場を沸かせた。これでWSの対戦成績は、ドジャースが2勝と先行している。

 日本人右腕の快投には、同僚たちも賛辞を惜しまない。ドジャース専門サイト『Dodger Blue』によると、3回に勝ち越し2ランで援護射撃したテオスカー・ヘルナンデスは、「ヤマモトは、こういう瞬間にふさわしい選手だ。日本でもそうだったし、ここに来てもすぐに同じことをやってのけた」と日本人ルーキーの実力を称賛。誇らしげに語っている。
 
 また、地元放送局『SportsNet LA』の取材に応じたムーキー・ベッツは、「ヨシは素晴らしい。いま彼がいる場所を誇りに思う」と手放しで激賞したほど。さらにトミー・エドマンは、米スポーツ専門局『FOX Sports』のインタビューで「センターから見ていると、いろいろな動きが見えて楽しい。えげつない、素晴らしい内容だ」と話し、テンポの良いピッチングでヤンキース打線を抑える山本の姿に笑みを浮かべていた。

 これで世界一まであと2勝。4年ぶりの頂点を狙うドジャースは残りの試合でどんな戦いを見せるだろうか。続く第3戦は、ヤンキー・スタジアムで日本時間29日午前9時8分にプレーボールだ。

構成●THE DIGEST編集部

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