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大歓声は“大谷翔平超え”。15年前、ヤンキースを27度目の世界一に導いた日本人MVPプレーヤーの勇姿にNY記者ら大興奮!

THE DIGEST編集部

2024.10.31

第5戦の始球式をヤンキースOBの松井氏が務めた。(C)Getty Images

第5戦の始球式をヤンキースOBの松井氏が務めた。(C)Getty Images

 15年前の日本人レジェンドがヤンキー・スタジアムに凱旋だ。

 現地10月30日、ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースのワールドシリーズ第5戦の始球式を巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏が務めた。熱狂的なNYファンに今もなお愛され、大歓声に包まれた姿に米記者らも夢中のようだ。

 現在はヤンキースのGM特別アドバイザーという肩書きの松井氏はヤンキースのジャケットを着てベンチから登場。大きな拍手で出迎えられた。マウンドから鋭いボールを捕手を務めたルー・トリビーノに向けて投げ込み、笑みを浮かべた。

 松井氏はチームにとって最後のV戦士だ。2002年オフに巨人からフリーエージェントでヤンキースに移籍を果たすと、メジャー最多27度目の世界一に輝いた09年のワールドシリーズに出場。フィラデルフィア・フィリーズと対戦した6試合で13打数8安打、打率.615、3本塁打、8打点の大暴れで日本選手初の同シリーズMVPに輝いた。
 
 ヤンキースを世界一に導いた伝説OBの勇姿に地元記者も興奮を隠せない。米メディア『The Athletic』のヤンキース担当クリス・カーシュナー氏は「2009年ワールドシリーズMVPのヒデキ・マツイが、今夜の始球式をホセ・トレビーノに投げる」と報告。スタンドの記者席から同氏のマウンド姿を動画で投稿した。他にも、ヤンキースの名物レポーターであるブライアン・ハイ氏も、同じように動画で伝えた。

 3連敗で後がなくなったヤンキースは第4戦でドジャースを11対4で破り、名門の意地を見せ今シリーズ初勝利を挙げた。前日のメディア対応ではヤンキース愛を貫く日本人に地元メディアは大谷翔平(ドジャース)よりも好意的だった。

構成●THE DIGEST編集部 

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