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「悲惨なイニングだ」米記者も唖然…ヤ軍エース右腕が一塁ベースカバーを怠慢→同点招く痛恨プレーにヤ軍ファン頭抱える「オーマイガー!」

THE DIGEST編集部

2024.10.31

ヤ軍のエース右腕コールに信じられないプレーが起きた。(C)Getty Images

 試合の潮目が変わった瞬間だった。

 現地10月30日、MLBロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースのワールドシリーズ第5戦がヤンキー・スタジアムで行なわれており、5点ビハインドのドジャースが5回表に一挙5点を奪い追い付いた。ヤンキース先発ゲリット・コールの"怠慢プレー"に地元ファンが頭を抱え、米記者は鋭く批判している。

【動画】同点招いたコールの痛恨ミス…ヤ軍ファンも激怒
 完全にヤンキースの流れだった。初回に主砲アーロン・ジャッジの今シリーズ初の2ラン、ジャズ・チザムJr.の2者連続アーチで3点を先制。2回にアレックス・バードゥーゴの適時打で加点すると、3回にはジャンカルロ・スタントンが右越えソロを放ち、ヤンキースが序盤で5点をリードする。

 投げては先発のコールがドジャース打線を4回までノーヒットに抑えるパーフェクトピッチングで付け入る隙を一切与えなかった。

 しかし、だ。5回にドジャース先頭のキケ・ヘルナンデスがチーム初ヒット、続くトミー・エドマンの打球を中堅ジャッジがまさかの落球、8番ウィル・スミスの内野ゴロを遊撃アンソニー・ボルピーの悪送球で無死満塁のピンチを招く。味方の守備に足を引っ張られたコールだが、ここからギアを一段階上げてギャビン・ラックス、大谷翔平を連続で空振り三振に仕留める。2アウトまでこぎ着け、ムーキー・ベッツをスライダーで一ゴロに打ち取り無失点...と思われたが、コールがベースカバーを怠り内野安打に。ドジャースに1点が入った。

 すると、ここからガラリと流れが変わる。3番フレディ・フリーマンの中前打でさらに2点を返すと、なおも2死一、三塁でテオスカー・ヘルナンデスの中二塁打でランナー2人が生還。コールに手も足も出なかったドジャース打線が5点を奪い、試合を振り出しに戻した。
 
 試合を生中継しているフジテレビで解説を務めているヤクルト、ソフトバンクでプレーした五十嵐亮太氏は一塁ベースカバーに間に合わなかったコールについて、「ピッチャーのミスですね」と言及。結果的に同点を招いた痛恨のプレーだと補足した。

 五十嵐氏と同じく米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者も自身のXで「ゲリット・コールは絶好調だった。だがその後、彼の守備は失速した。ドジャースはミスを見逃すチームではない」と同じシーンを指摘。「ヤンキースにとって悲惨なイニングだ」と一刀両断した。

 米メディア『Barstool Gambling』の公式SNSでは、パブリックビューイングで観戦しているヤンキースファンのリアクションが話題だ。5回表、絶体絶命のピンチをしのぎ攻守交替かと思われたが、エース右腕がベースカバーせず1点を与えたことに「No!!!」「オーマイガー!」「クソ野郎だ」と絶叫。顔を紅潮させながら、頭を抱える姿に「ヤンキースファンはコールが一塁を守らなかったことが信じられない」と綴り、罵声を浴びせるシーンを投稿した。

 1イニング5失点を喫したコールだが6回もマウンドに上がり三者凡退に抑えると、その裏に打線が1点を勝ち越し、6対5とリードした。7回もマウンドに上がったコールは、大谷と4度目の対戦。ここまで中飛、左飛、空振り三振に封じている日本人スターを遊ゴロに仕留めてノーヒット。このあとベッツは抑えたがフリーマンに四球を与えたところで右腕は降板した。

 5回に自滅した以外、圧巻のピッチングを続けたエースに本拠地ファンは労いの拍手を送った。

構成●THE DIGEST編集部 

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