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「WS制覇は無理だと思ったが…」米メディアの評価覆す働きぶり。主力離脱が続出したドジャース先発陣の救世主が残留熱望「LAを愛している。絶対に離れたくない」

THE DIGEST編集部

2024.11.03

ド軍の先発右腕フラハティ。チーム残留を熱望しているが果たして…。(C)Getty Images

 残留を熱望する右腕の去就が、早くも注目を集めている。

 ロサンゼルス・ドジャースが4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに輝いた。現地11月1日には優勝を祝うパレードを地元ロサンゼルスで実施し、大勢のファンで街は埋め尽くされた。MLB公式サイトによると、約25万人が大挙して詰めかけたといわれ、36年ぶりに開催された宴に地元ファンは熱狂した。だがその一方で、早くもストーブリーグの足音が聞こえている。

 大谷翔平や山本由伸をはじめムーキー・ベッツやフレディ・フリーマンなど、世界一の原動力となった選手たちが家族同伴でファンからの声援に手を振り、リラックスした表情を見せた。本拠地で行なわれた優勝報告会では、デーブ・ロバーツ監督のハイテンションなコールから選手が続々と熱いスピーチを繰り広げ、ドジャース一筋の左腕クレイトン・カーショウは男泣きして「生涯ドジャース」を宣言するほど、大きな盛り上がりを見せた。
 
 豊富なタレントを擁してワールドチャンピオンまで一気に駆け上がった常勝軍団だが、今オフはテオスカー・ヘルナンデス、キケ・ヘルナンデス、ブレイク・トライネン、ウォーカー・ビューラーなど投打で多くの主力選手がフリーエージェント(FA)になる。

 そのうちのひとりである先発右腕ジャック・フラハティはチーム残留を熱望している。ロサンゼルスを拠点に置く放送局『KTLA』の電子版によると、「フラハティは来シーズンもドジャー・ブルーに戻りたいと明言した」と報じている。同投手は異様な盛り上がりをみせたパレードについて、「信じられなかった」とLAファンの熱烈な応援に大感激。「この街が大好きだ。絶対にLAを離れたくない」と本音を漏らし、来季もドジャースでプレーすることを希望した。
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PSでは精彩欠く投球も今季のLA投手陣のなかで際立った成績