野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」の４か国総当たり戦スーパーラウンドは11月23日、東京ドームで第３戦が行なわれる。この日のデーゲームで２位ベネズエラが４位の米国に５対６で敗れたため、侍ジャパンは24日の決勝進出が決定した。今日はオープニングラウンドで３対１で競り勝った台湾と再戦する。

　両チームとも試合前に決勝進出が確定し、一転してファイナルの前哨戦となった。19時からのプレイボールを前に両軍のスタメンが発表された。

　井端弘和監督はメンバーを大きく変え、捕手の佐藤都志也を２番・一塁で起用。西武の古賀悠斗が今大会初めてスタメンからマスクを被る。他には紅林弘太郎、清宮幸太郎がオープニングラウンド以来、先発に名を連ねた。開幕から不動の４番に座る森下翔太は初めて指名打者（DH）での出番となる。

　日本の先発マウンドは楽天の左腕・早川隆久が上がる。前回登板したキューバ戦は６回途中（81球）までを投げ、７奪三振４失点。３つの四球を与えてコントロールに課題を残した。

　前日の22日にはデーゲームで行なわれた台湾の試合も少し見たと明かし、「バッターの状態も徐々に上がってきてるような雰囲気に見えたので、まずはつながせないようなピッチングをやっていきたい。あとは無駄なランナーを出さないこと。真っすぐが重要になってくると思うので、どれだけ隅を突けるかだと思う」と台湾打線に警戒を示しつつ、攻略法をイメージした。

　20日には、楽天のチームメイトである鈴木翔天が左浅指屈筋および円回内筋損傷と診断され、チームを離れた。「そらさんもスーパーラウンドのところで頑張りたいって言ってたんで、そういうところも含めてやっていきたい」と、無念の想いで離脱した左腕のためにも26歳は腕を振る。
  １番　村林一輝（セカンド）
２番　佐藤都志也（ファースト）
３番　辰己涼介（センター）
４番　森下翔太（指名打者）
５番　佐野恵太（レフト）
６番　紅林弘太郎（ショート）
７番　清宮幸太郎（サード）
８番　古賀悠斗（キャッチャー）
９番　五十幡亮汰（ライト）

取材・文●湯川泰佑輝（THE DIGEST編集部）

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