野球の国際大会「プレミア12」決勝が11月24日に東京ドームで行なわれ、日本代表は台湾に０－４で敗れ、2019年大会に続く２連覇を逃した。
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　頂上決戦の先発を託されたのは巨人の若きエース、戸郷翔征。０－０で迎えた５回、８番の林家正にソロ本塁打を浴びて先制を許すと、１死一、二塁のピンチで３番の陳傑憲に３ラン本塁打を許してこの回一挙４失点。日本打線は４安打無得点に終わり、今大会初黒星を喫して準優勝となった。

　試合後、２被弾で敗戦投手となった戸郷は「僕のなかではいい球ではあったんですけど、それをホームランにされるっていうところは実力不足です」と話し、負けを認める。「ここまで持ってきてくれたみんなのおかげで決勝に来れましたけど、すごい悔しい結果になってしまった」と唇を噛んだ。
  　台湾メディア『動誌』は「日本のエースは台湾に敗れたが、その後の発言に称賛の声が上がった」と報道。「23歳の戸郷は、林家正と陳傑憲に本塁打を打たれて台湾チームを抑えることができなかったが、試合後に言い訳をしなかった。台湾のファンも『非常に素晴らしい』と語っている」と伝え、戸郷の謙虚な姿勢に感銘の意を示している。

　また、同メディアは戸郷のNPBでの今季の成績「12勝８敗、防御率1.95」にも着目し、「24歳の若さで、すでに日本で好成績を収めている」と絶賛。「着実に力をつけていけば、戸郷翔征はメジャーリーグに挑戦するチャンスもあるかもしれない」と期待を込めた。

構成●THE DIGEST編集部

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