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「ジャッジに対する復讐だ」FAアダメスの“衝撃的”なジャイアンツ移籍にヤンキース専門メディア絶句「プランBが消滅した」

THE DIGEST編集部

2024.12.08

ヤンキースも関心を示していたアダメスが、ジャイアンツと合意に達したと報じられた。(C)Getty Images

 現地12月7日、ミルウォーキー・ブルワーズからFAになっていたウィリー・アダメスがサンフランシスコ・ジャイアンツと合意したと報じられた。年数は7年で総額は1億8200万ドル(約273億円)。米紙『New York Post』は「9月にジャイアンツの編成本部長に就任した、元フランチャイズ・プレーヤーのバスター・ポージーが2013年に締結した1億6700万ドル(約250億円)を超える衝撃的な契約だ」と伝えた。

「アダメスは今オフのFA市場で最高の遊撃手であり、最高の野手のひとりだった。アトランタ・ブレーブス、ロサンゼルス・ドジャースも加え、ニューヨーク・ヤンキースも狙っていた」と報じた『New York Post』紙とともに、ヤンキース専門メディア『Yanks Go Yard』もアダメスとジャイアンツの合意報道に触れ、「あぁ、ついに復讐が実現した。ジャイアンツのアーロン・ジャッジに対する復讐だ」と絶句した。

 2022年のオフ、ジャイアンツはFAとなったジャッジの獲得に動いた。一時は契約間近とも報じられていたが、しかしジャッジはヤンキースと再契約。ジャイアンツは地元出身のスター選手と契約することができなかった。

【動画】現地ニュース番組がアダメスとジャイアンツの契約を報道
 
『Yanks Go Yard』は続けて、「ヤンキースがフアン・ソトを逃した場合の計画に大きな打撃を与えた」と続けている。ヤンキースはFAの目玉フアン・ソトを狙っているが、6億ドルとも7億ドルとも言われるマネーゲームで敗れた場合、遊撃手のアダメスをフルシーズンの三塁手として検討していると報じられていた。「アダメスはチームが必要としている多くの特徴を備えている非常に魅力的なターゲットだった。金額的にも年平均2600万ドルは、それほど高額な投資ではなかった」と伝えている。

「もはやアダメスのプランBが消滅した。ブレイク・スネルもドジャースと契約した。ソトの争奪戦で時間が経つほど、他の望ましいFA選手を失うリスクが高まる。すべてのFAスター選手がソトの決断を待つわけではない。一部の選手はお金を求めており、ビジネスの低迷に巻き込まれたくないと考えている。つまり、ヤンキースはソトとの再契約が必須となった。ソトの争奪戦が長引く間にFA選手が次々と契約していくのを見過ごす余裕はない」

 ソトを獲り逃した場合、ヤンキースは大きなダメージを受ける可能性がある。

構成●THE DIGEST編集部

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