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移籍市場でジャイアンツがドジャースに“反撃”? WS開幕投手と「5年1億1500万ドルで契約」と米メディア「ファンにとってはいい兆候ではない」

THE DIGEST編集部

2024.12.09

大谷翔平を抑え込んでシャンパンを浴びせるフラハティ。(C)Getty Images

 サンフランシスコ・ジャイアンツが移籍市場で存在感を示している。現地12月7日、ミルウォーキー・ブルワーズからFAとなっていたウィリー・アダメス外野手と7年1億8200万ドル(約273億円)で合意したと複数米メディアが報じた。

 アダメスを巡っては、ニューヨーク・ヤンキースやロサンゼルス・ドジャースなどがFA目玉のフアン・ソトと契約できなかった場合に獲得に動くと報じられていたが、ソトの争奪戦が終わる前にジャイアンツが契約をまとめ上げた。

 今オフにブレイク・スネルが退団したジャイアンツは先発投手の補強にも動いており、コービン・バーンズ(前ボルティモア・オリオールズ)、マックス・フリード(前アトランタ・ブレーブス)といったFA投手に興味を示していると言われている。

 そんな状況のなか、米誌『Sports Illustrated』は、「サンフランシスコで1年を過ごして退団したスネルがドジャースと契約した。今度はジャイアンツがロサンゼルスに反撃する可能性がある」と伝えた。

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「『ESPN』のデビッド・ショーンフィールド記者は、ドジャースからFAとなったジャック・フラハティとジャイアンツが、5年1億1500万ドル(約172億円)で契約すると予想した。スネルの獲得は、フラハティとの再契約を望むドジャースファンにとってはいい兆候ではない」

 フラハティは24年のトレード期限前にドジャースに加入すると、ワールドシリーズの開幕投手を務めるなど、故障者が続出した投手陣にあって重要な役割を担って優勝に貢献。今オフにFAとなったフラハティには、ジャイアンツのほかにも、ヤンキース、サンディエゴ・パドレス、ロサンゼルス・エンジェルスが関心を寄せているという。

 ドジャースが前ジャイアンツのスネルと契約したように、同じナ・リーグ西地区のライバル球団ジャイアンツも前ドジャースのフラハティと契約するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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