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大谷翔平の7億ドル契約は「お買い得だった」 ソトの“記録塗り替え”で米メディアが反応「オオタニのように世界的、文化的なアイコンではない」

THE DIGEST編集部

2024.12.11

来シーズン、ソトは新天地でどのようなパフォーマンスを披露するのか。(C)Getty Images

 昨オフの超大型契約は安すぎたかもしれない。

 現在、米球界を騒がせているのは、今オフにニューヨーク・ヤンキースからフリーエージェント(FA)となっていたフアン・ソトだ。現地12月8日、26歳の若きスラッガーは、ニューヨーク・メッツとプロスポーツ史上最高額の15年総額7億6500万ドル(約1147億円)で契約合意。MLB公式サイトなど米複数メディアが報じている。

 それから一夜明けた現地9日、米版『Yahoo! Sports』で野球ライターを務めるジェイク・ミンツ氏は、大谷翔平が昨オフにロサンゼルス・ドジャースと結んだ10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)のビッグディールを引き合いに出し、「オオタニとドジャースの契約がかなりお買い得に見える」と反応を示した。
 
 さらに記事内では、地元紙『Los Angeles Times』の報道を引用し、「ドジャースが2024年にニュースター(大谷)から9桁(数億ドル)の収益を得た」と記述。「移籍1年目のMVP受賞やワールドシリーズ(WS)制覇は、人々の想像を超えるもので、彼の経済的なインパクトを強くした」と指摘し、その後も次のように続けている。

「非常に人気が高いソトでもそこまでの影響力はない。偉大な打者で、将来的な米殿堂入りも狙えるが、オオタニのように世界的な、文化的なアイコンではない。ソトがクイーンズへやってきたら、確かにチケットは売れるし、ファン層も活気付くだろう。ただ、年間数億ドルの広告収入がメッツの懐に入ってくるわけではないのだ」

 日本人スターの記録をわずか1年で塗り替えたソトだが、はたして新天地では、どんなパフォーマンスが見られるだろうか。来季の活躍ぶりに注目したい。

構成●THE DIGEST編集部


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