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大谷翔平、88年ぶり三冠王の可能性? 24年ナ・リーグ首位打者が、ア・リーグのヤンキースに移籍か「ソトを逃した失態後、プランBを積極的に追求している」

THE DIGEST編集部

2024.12.12

大谷を抑えて首位打者に輝いたアラエス。異なるチームで3年連続リーディングヒッターになったのはMLB史上初だった。(C)Getty Images

大谷を抑えて首位打者に輝いたアラエス。異なるチームで3年連続リーディングヒッターになったのはMLB史上初だった。(C)Getty Images

 大物FAのフアン・ソトを逃したニューヨーク・ヤンキースが、巻き返しを図ろうとしている。現地12月10日には、アトランタ・ブレーブスからFAとなっていたマックス・フリードと8年総額2億1800万ドル(約329億円)で契約合意を報じられた。

 フリードの総額は、投手としてロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(10年7億ドル)、山本由伸(12年3億2500万ドル)、ヤンキースのゲリット・コール(9年3億2400万ドル)に次ぐ4番目の高額契約で、左投手では最高額となる大型契約だ。フリードの契約にはトレード拒否条項が含まれており、後払い金は含まれていないという。

 さらにヤンキースは移籍市場で猛威を振るいそうだ。米メディア『FanSided』は、「ヤンキースはフリードに続いて、カイル・タッカー(ヒューストン・アストロズ。2025年オフにFA)、アレックス・ブレグマン(アストロズからFA)、コディ・ベリンジャー(シカゴ・カブス)、ルイス・カスティーヨ(シアトル・マリナーズ)らをターゲットにしている」と、新戦力候補の名前を列挙した。

【動画】MLBの“安打製造機”アラエスが2024年に放った全ヒット
 
 続けて同メディアは別の選手の名前を挙げた。

「ソトを逃した失態後、ヤンキースはプランBを積極的に追求している。現状、外野にひとつ、内野は一塁手と二塁手が空いている。そこに理想的なターゲットが表われたかもしれない。その選手は一塁手、二塁手、三塁手を守ることができる」

 そう紹介したのが、サンディエゴ・パドレスのルイス・アラエスだ。

「MLBトップのコンタクトヒッターとなっているアラエスは、3年連続で首位打者のタイトルを獲得。本塁打の数こそ少ないものの、3割以上をコンスタントに記録する才能は、ヤンキースにとって必要なものだ。パドレスのAJ・プレラーGMは、あと1年で切れる契約の延長に失敗したため、アラエスに対するオファーを検討している。ヤンキースが獲得できれば、勝利に導く重要な選手になるだろう」

 24年シーズン開幕後の5月にマイアミ・マーリンズからパドレスにトレード移籍したアラエスは、最後まで大谷(打率.310)と首位打者を争い、4厘差でタイトルを手にした(打率.314)。この安打製造機がア・リーグのヤンキースに移籍した場合、本塁打王(54本)と打点王(130)を圧倒的な差で手中に収めた大谷が、ナ・リーグ88年ぶりの三冠王に輝くかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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