現地12月16日にNPB読売ジャイアンツからMLBボルティモア・オリオールズへの移籍が決まった菅野智之がチームに与える影響について、米メディア『CLUCH POINT』が紹介した。
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『CLUCH POINT』は、菅野について「最後にMLBの打者と対戦したのは2017年のWBCで、ノーラン・アレナドから3度三振を奪い、ジャンカルロ・スタントン、クリスチャン・イェリッチ、アダム・ジョーンズをそれぞれ1度三振に仕留めた」とMLBの強打者を相手に結果を残したとした。
続けて同メディアは、年齢とともに速球の球威が落ちたため、以前ほどの実力は無いとしつつも「四球率2.6%と豊富な投球パターンはまだ効果的だ」と指摘。懸念点として一部から声が上がる奪三振率については「日本の打者はコンタクト志向の傾向があり、MLBの打者に対しては三振率が上昇するはずだということにも注意する必要がある」と楽観的な見方を示した。
また、同メディアは菅野がオリオールズに与える影響について、以下のように綴っている。
「オリオールズでは、若手ながらも才能ある先発ローテーションの中で菅野がベテランのリーダーシップを発揮する。恐らくFA市場で最も注目度の高いアメリカ人選手であるコービン・バーンズとボルティモアがもし再契約できなかった場合、菅野は突然エースがいなくなったローテーションに足を踏み入れることになり、さらに重要性を増すことになるだろう」
チームの先発ローテーションには今季13勝を挙げた24歳のグレイソン・ロドリゲスや昨季最多勝を記録したザック・エフリンなど若手のコアが揃っており、菅野は4番目か5番目の投手になると予想されている。これまで培ってきた経験を遺憾なく発揮する環境は整っているはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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