MLB

“期待を大きく下回った選手”のひとりに千賀滉大が選出される… 現地メディアが苦闘の1年を総括「2024年のメッツの物語はセンガのページが抜け落ちている」

THE DIGEST編集部

2024.12.24

ポストシーズンでは3試合に登板した千賀だが、本領発揮とはいかず。来季の巻き返しに期待したい。(C) Getty Images

 2024年シーズン、ニューヨーク・メッツはポストシーズンに進出、ナ・リーグ優勝決定シリーズまで勝ち上がるなど昨季の低迷から一転、上位進出を果たした。そして現在も、今季の結果を「予想外」と捉える反応も伝えられている。

【画像】大谷翔平&真美子夫妻の"仲睦まじいツーショット"写真を厳選してお届け! 愛犬デコピンも登場

 だが、チーム成績とは反対に、期待を懸けられながらも不本意なシーズンを送った選手がいたことも事実だ。米メディア『FANSIDED』では、その中のひとりとしてメジャー2年目の日本人右腕を取り上げている。

 12月22日、同メディアは今季のメッツにおいて、「期待を大きく下回った選手」を振り返るトピックを配信。有望株として飛躍が望まれながら100試合出場にとどまったフランシスコ・アルバレス、前年より打率を大きく下げたブランドン・ニモとともに、千賀滉大の名前も挙がった。

 今季、千賀はキャンプ中から右肩の張りに悩まされ、レギュラーシーズン唯一の登板となった7月26日のアトランタ・ブレーブス戦では左足ふくらはぎを負傷と、怪我に見舞われ実戦マウンドから遠のいた一年となった。ポストシーズンでは2度の先発を含む3試合で登板するも、いずれも好調時のパフォーマンスを残せずに終わっている。

 同メディアは、「コウダイ・センガは、2024年にはほとんど姿がみられなかった」と綴っており、故障に苦しんだシーズンだったとして、「その結果、2024年のメッツの物語では、センガのページは抜け落ちている。彼はポストシーズンに復帰したが、短い登板はいずれも希望を持てる内容ではなかった」と評した。

 また、「センガはシーズンの始まり時点でエースとして期待されていた」などと当初の印象を振り返りながら、「しかし、実際には『完璧には程遠い』という評価に落ち着いた」と指摘する。

 さらに、「ケガは予測不可能で偶発的なものだ」と擁護する一方で、「同様にナ・リーグ優勝決定シリーズの第1戦で彼を先発させるという判断も想定外だった」などと首脳陣の起用法にも言及。その上で同メディアは、「私たちは、2025年のセンガがもっと良くなると信じる必要がある。プレーオフでの登板の不本意な結果が、長く影を落とさないことを願うばかりだ」として、メジャー3シーズン目への見解を示している。

 そのポテンシャルからエース級との評価は変わっていない千賀。来季、再びメッツファンを沸かせる活躍を期待したい。

構成●THE DIGEST編集部
【記事】「反対する人がいるなら愚か者だ」ショート再転向のベッツに球団首脳も太鼓判!! 専門サイトも本人の意欲に賛辞「完全に自信を持っている」

【記事】ド軍、外野陣はもう十分!? T・ヘルナンデスは「ナ・リーグ球団と3年6600万ドルで契約する見込み」と米報道

【記事】「オオタニは球界のどの選手とも違う」パドレス右腕が大谷翔平を絶賛「最高の打者と対戦できるのは投手冥利」