2024年のドラフト会議が終わってまだ3ヵ月も経っていないが、各球団のスカウトたちは早くも次のドラフトへ向けて動き出している。年間400試合以上、アマチュア野球を取材するスポーツライターの西尾典文氏が、25年ドラフト候補の最新ランキングを選定した。今回は30位から21位を紹介する。
▼30位:阪下漣[投手・東洋大姫路高]
(さかした・れん/右投右打)
抜群の制球力が光る高校生右腕。この秋は近畿大会で90球完封勝利をおさめるなどチームを優勝に導き、続く明治神宮大会でも好投を見せた。スピードは140キロ程度だがコーナーいっぱいに投げ分け、緩急の使い方も上手い。選抜でも注目の1人で、制球力を維持したままスピードが出てくればさらに評価は高くなるだろう。
タイプ診断:#マダックス達成 #完成度◎
▼29位:皆川岳飛[外野手・中央大]
(みなかわ・がくと/右投左打/前橋育英高)
東都一部で注目度の高い大型外野手。1年春から不動のレギュラーとなり、2年春、3年春にはベストナインも受賞した。スイングに柔らかさがあり、軽く振っているようでも飛距離が出る。高校時代は投手としても140キロ台中盤をマークしており、外野から見せる強肩と大型でも脚力があるのは魅力だ。外野手としての総合力は大学球界でも屈指の存在である。
タイプ診断:#大型外野手 #強肩強打
▼28位:藤原聡大[投手・花園大]
(ふじわら・そうた/右投右打/水口高)
今年の関西の大学球界を代表する本格派右腕。体はそれほど大きくないが、全身を使った躍動感あふれるフォームから投げ込むストレートはコンスタントに150キロを超える。2年春に出場した大学選手権でもそのスピードでアピールした。まだ安定感は乏しいが、スライダー、スプリットも鋭く変化し、三振を奪えるのも魅力。春は2年ぶりの全国大会出場を目指したい。
タイプ診断:#躍動感◎ #ドクターK ▼27位:村上裕一郎[外野手・ENEOS]
(むらかみ・ゆういちろう/右投右打/宇和島東高→九州共立大)
社会人で注目の大砲候補。芯でとらえた打球はスタンド中段に届くことも多く、昨年は社会人1年目で年間本塁打王にも輝いた。少し肘を痛めてDHでの出場も多かったが、元々は強肩も大きな持ち味。昨年は下位を打つことが多かっただけに、今年は中軸に定着して厳しいマークの中でも結果を残したい。
タイプ診断:#本塁打王 #強肩外野手
▼26位:伊藤樹[投手・早稲田大]
(いとう・たつき/右投右打/仙台育英高)
中学時代から評判の右腕で仙台育英でも1年夏から甲子園に出場。早稲田大でも早くから主戦となり、通算13勝3敗と抜群の安定感を誇る。球威はそれほどでもないが、高い制球力と巧みな投球術は大学生でもトップクラス。昨年は国際大会でも結果を残した。アベレージの出力が上がってくれば、さらに評価も高くなるだろう。
タイプ診断:#東京六大学の星 #スーパー中学生
▼30位:阪下漣[投手・東洋大姫路高]
(さかした・れん/右投右打)
抜群の制球力が光る高校生右腕。この秋は近畿大会で90球完封勝利をおさめるなどチームを優勝に導き、続く明治神宮大会でも好投を見せた。スピードは140キロ程度だがコーナーいっぱいに投げ分け、緩急の使い方も上手い。選抜でも注目の1人で、制球力を維持したままスピードが出てくればさらに評価は高くなるだろう。
タイプ診断:#マダックス達成 #完成度◎
▼29位:皆川岳飛[外野手・中央大]
(みなかわ・がくと/右投左打/前橋育英高)
東都一部で注目度の高い大型外野手。1年春から不動のレギュラーとなり、2年春、3年春にはベストナインも受賞した。スイングに柔らかさがあり、軽く振っているようでも飛距離が出る。高校時代は投手としても140キロ台中盤をマークしており、外野から見せる強肩と大型でも脚力があるのは魅力だ。外野手としての総合力は大学球界でも屈指の存在である。
タイプ診断:#大型外野手 #強肩強打
▼28位:藤原聡大[投手・花園大]
(ふじわら・そうた/右投右打/水口高)
今年の関西の大学球界を代表する本格派右腕。体はそれほど大きくないが、全身を使った躍動感あふれるフォームから投げ込むストレートはコンスタントに150キロを超える。2年春に出場した大学選手権でもそのスピードでアピールした。まだ安定感は乏しいが、スライダー、スプリットも鋭く変化し、三振を奪えるのも魅力。春は2年ぶりの全国大会出場を目指したい。
タイプ診断:#躍動感◎ #ドクターK ▼27位:村上裕一郎[外野手・ENEOS]
(むらかみ・ゆういちろう/右投右打/宇和島東高→九州共立大)
社会人で注目の大砲候補。芯でとらえた打球はスタンド中段に届くことも多く、昨年は社会人1年目で年間本塁打王にも輝いた。少し肘を痛めてDHでの出場も多かったが、元々は強肩も大きな持ち味。昨年は下位を打つことが多かっただけに、今年は中軸に定着して厳しいマークの中でも結果を残したい。
タイプ診断:#本塁打王 #強肩外野手
▼26位:伊藤樹[投手・早稲田大]
(いとう・たつき/右投右打/仙台育英高)
中学時代から評判の右腕で仙台育英でも1年夏から甲子園に出場。早稲田大でも早くから主戦となり、通算13勝3敗と抜群の安定感を誇る。球威はそれほどでもないが、高い制球力と巧みな投球術は大学生でもトップクラス。昨年は国際大会でも結果を残した。アベレージの出力が上がってくれば、さらに評価も高くなるだろう。
タイプ診断:#東京六大学の星 #スーパー中学生
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