米野球殿堂入り選手の発表まで残り10日だ。

　現地１月11日、MLB公式サイトのマニー・ランダワ記者は、「殿堂入り投票の最新情報」と題した特集を掲載。独自で投票内容を集計しているトラッキングサイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」によれば、今年度初めて候補者リストに加わったイチロー氏は、依然として「100％」の得票率を維持しているという。 

　ケン・グリフィーJr.氏（元シアトル・マリナーズほか）、デレク・ジーター氏（元ニューヨーク・ヤンキース）といったレジェンドも成し遂げていない“満場一致”での殿堂入り。過去に達成しているのは、メジャー記録の通算652セーブを残したマリアノ・リベラ氏（元ヤンキース）のみで、もしイチロー氏が続けば、史上２人目の快挙だ。
【画像】BBWAA主催晩さん会に登場！ファンが歓喜したタキシードを着用した大谷翔平を特集！ 　記事内でランダワ記者は、「これまで一度しか目にしていない光景が再び見られるかもしれない」と期待を寄せ、「史上２人目の新人王＆MVP同時受賞」「10年連続でゴールドグラブ賞」といったイチロー氏の偉業を紹介。「新たな歴史を作ろうとしている」「２人目の満票選出を果たす勢いだ」と注目度の高さを伝えていた。

　なお、現地11日時点で全体の32.4%に当たる127人が投票内容を公開しており、イチロー氏の他には、 CC・サバシア氏（初選出／元ヤンキースほか）が91.3％、ビリー・ワグナー氏（10回目／元ヒューストン・アストロズほか）が84.9％、カルロス・ベルトラン氏（３回目／元ニューヨーク・メッツほか）が77.0％で当選ライン「75%」を超えている。

　数々の金字塔を打ち立ててきたイチロー氏だが、はたしてどんな投票結果が待っているのだろうか。現地21日の発表が楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

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