ロサンゼルス・エンジェルスがニューヨーク・ヤンキースから先発右腕をトレードで獲得するかもしれない。米紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者によると、ヤンキースは33歳のマーカス・ストローマンの放出に前向きだという。

　ストローマンは2024年１月、シカゴ・カブスからFAとなっていたなか、ヤンキースと２年3700万ドル（約58億円）で契約。25年に140イニングを投げると26年に1800万ドル（約28億円）の選手オプションが発動する内容となっている。ヤンキースはこれらの出費を抑え、代わりに内野手を獲得するためにストローマンを放出したい考えのようだ。

　33歳右腕の退団が確実視されているなか、移籍先として候補に挙がったのがエンジェルスだ。今オフ、エンジェルスは菊池雄星やカイル・ヘンドリックスといった投手を補強。球団ワーストの99敗を喫した24年シーズンからの反攻を狙っている。

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  　米メディア『Bleacher Report』のザカリー・ライマー記者は、「すでにエンジェルスはホルヘ・ソレアを獲得して契約も引き継いでいる。ストローマンの契約も引き受けるのであれば、賢明な選択肢になるだろう」として、両者の契約を示唆した。

　こうした報道を受けて、米誌『Sports Illustrated』でエンジェルスを担当するゲイブ・スモールソン記者は、「防御率がキャリア平均の3.72に近づけられるのであれば、エンジェルスのローテーションに簡単に加わり、大きなインパクトをもたらすだろう。先発陣に待望の厚みを与えるはずだ」と、ストローマンの補強は有益だと強調。ヤンキースからの移籍を期待した。

構成●THE DIGEST編集部

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