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MLB

「もし事実なら、ササキは即座に球界最大の悪役になる」去就大詰めの佐々木朗希、米記者が懸念「反ドジャースの感情が爆発するだろう」

THE DIGEST編集部

2025.01.15

現地1月15日以降に契約先を決めると報じられている佐々木。写真:THE DIGEST写真部

現地1月15日以降に契約先を決めると報じられている佐々木。写真:THE DIGEST写真部

 現地1月15日以降に去就が決まると言われている佐々木朗希を巡り、米メディアは争奪レースにどの球団が「残っている」、または「脱落した」といった話題を次々と報道。ほとんどのメディアで本命視されているのは、ロサンゼルス・ドジャースやサンディエゴ・パドレスといった西海岸の球団だ。

 そんななか、米メディア『FanSided』のクリス・ランダース記者も佐々木の去就に注目。「ササキは、ドジャース、パドレス、ニューヨーク・メッツ、ニューヨーク・ヤンキース、シカゴ・カブス、サンフランシスコ・ジャイアンツ、テキサス・レンジャーズなどと面談。最近になってトロント・ブルージェイズもリストに加えたが、候補球団は日に日に減り続けている」と現状を伝えた。

「最終候補に残ったチームのうち、ササキは契約する気がない球団に意志を伝え始めている。13日の午後にサンフランシスコ行きを断ったというニュースが流れ、続けてメッツとヤンキースも脱落したようだ。ニューヨーク勢の敗退は、西海岸有力説に信憑性を与えるもの。つまり、ササキのドジャース入りはもはや避けられない運命にあるようだ」

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 ただ、ランダース記者は大本命とされるドジャースと佐々木が契約すれば、米ファンから反感を買うだろうと国内の空気感を伝えている。

「西海岸の強豪で、ロサンゼルスは国内で日本人の人口が最も多い大都市。すでに大谷翔平、山本由伸という2人の日本人スター選手がいるドジャースを選ぶのは当然の選択だ。ただ、どの球団とも契約できる立場にあるササキがドジャースを選べば、ただでさえ強いワールドシリーズ優勝チームが、さらにスーパーな存在になってしまう。もしドジャース行きが事実なら、ササキは即座に球界最大の悪役になるだろう」

 今オフにドジャースは、サイ・ヤング賞を2度受賞したブレイク・スネルと契約。先発ローテーションは、スネルや手術から復帰する大谷、山本、タイラー・グラスノーをはじめ、24年シーズンを全休したダスティン・メイやトニー・ゴンソリン、さらにランドン・ナック、エメット・シーハンと予想されている。そして、ここに佐々木が加わるかもしれないのだ。

「ドジャースにはほぼ穴がなく、どの他球団と比べても群を抜いてスター選手が多い。ササキは米国ファンにどう迎えられるのか、まったく気にしていないのだろう。しかし、ドジャースに対する他球団ファンの反感は、しばらく前から高まっている。自国出身の選手を自前で育成し、日本の最高レベルの選手全員と強力なパイプラインを構築しているチームがササキとも契約すれば、反ドジャースの感情は爆発するだろう」

 日本人右腕の決断を、米国メディアとファンは大きな関心を持って見守っている。

構成●THE DIGEST編集部

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