現地１月15日から23日の期間に佐々木朗希が契約先を決めるとあって、米メディアは日本人右腕の話題を連日のように報道している。争奪戦は、ロサンゼルス・ドジャース、サンディエゴ・パドレス、トロント・ブルージェイズの３球団に絞られ、後は佐々木の決断を待つばかりの状況だ。

　米メディアの報道ではドジャースとパドレスが有力視されている。そんななか、パドレス専門メディア『Friars on Base』は、「最近の展開はパドレスにとって痛烈な一撃のようだ」と伝えた。

「パドレスにとって、今オフの勝敗は佐々木朗希を獲得できるかどうかにかかっている。13日にパドレスファンは、ササキがサンディエゴのユニホームを着てトレーニングする姿をSNSで目にした。素晴らしい話題だったが、それをもって契約成立とはならない。それでもいい兆候と言えるだろう」

　13日に佐々木がパドレスの練習着を着て投球練習をする姿がSNSで拡散された。米メディアによるとパドレスと２度目の面談を行なった際、佐々木が本拠地ペトコパークで関係者に投球を披露したようだ。ただ、その後にパドレスファンの期待は一転する。14日に佐々木がドジャースとも２度目の面談を行なうと報じられたのだ。

「残念ながら14日に残念なニュースが届いた。佐々木がLAと交渉を続けているばかりか、２度目の面談を行なうと報じられた。ドジャースは１年前の大谷翔平の時のように、全力を尽くしている」

【動画】佐々木が米国で行なった投球練習！
  　同メディアは、佐々木がパドレスと２度目の面談を行なった後にドジャースとも２度目の面談を行なう点に危機感を覚えた。

「パドレスの後にドジャースと面談するのは理想的ではない。佐々木はドジャースのフロントから猛烈なアピールを受けるだけでなく、面談にはロサンゼルスのスター選手も数名出席して佐々木を説得するようだ。争奪レースは明らかに加速している。パドレスが好印象を与え、佐々木がドジャースの罠を無視してくれることを願うばかりだ」

　年明けからパドレスのオーナー家で経営権を巡る訴訟が勃発するなど、ネガティブな話題に染まっているパドレスにあって、佐々木の獲得が一筋の希望となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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