スーパースターの満票逃しに波紋が広がっている。
1月16日に野球殿堂博物館は2025年度の殿堂入りを発表し、プレーヤー表彰でオリックスやMLBシアトル・マリナーズなどで活躍し、日米通算4367安打をマークしたイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)とNPB歴代最多407セーブをマークした岩瀬仁紀氏が選ばれた。だが、イチロー氏の得票率が92.6%と史上初の満票ではなかったことに米メディアでは疑問符がついている。
【動画】MLBオフィシャル厳選!イチローの軌跡
日米を代表する稀代のヒットメーカーの"得票率"が物議を醸している。イチロー氏は9年間プレーしたオリックスで史上初のシーズン200安打超えとなる当時の最多安打記録(210安打)を樹立するなど、7年連続でパ・リーグ首位打者に輝いた。2000年オフにポスティングシステムを利用してマリナーズに移籍すると、ルーキーイヤーの01年には首位打者、盗塁王のタイトルを獲得。MVPと新人王をダブル受賞する活躍でチームをけん引し、マリナーズのシーズン116勝という快進撃に大きく貢献した。
さらに、04年にはシーズン最多安打記録である262安打を放つなど、メジャーの舞台でもその卓越したバットコントロールで19年間ヒットを積み重ね通算3089安打、打率.311を記録。米球界の歴史に輝かしい金字塔を刻んだ。
そんなイチロー氏の日本野球殿堂入りは古巣マリナーズが公式SNSで祝福メッセージを送るほど、米国内でも大きな関心が寄せられた。だが一方で、米誌『Newsweek』は「満場一致では選ばれなかった」との見出しを打ち、殿堂入りに投票した委員のうち26人がイチロー氏に投じなかったことに驚きを隠せなかった。
NPBに精通しているジム・アレン記者は、「イチローを支持しなかった26人の投票者を非難するつもりはないが...」と前置きしたうえで、「日本では、これまで全会一致で選ばれた選手は過去に誰ひとりいない」と記し、殿堂入りの基準を疑問視。「投票用紙にはふさわしい候補者がたくさんいた」とそれ以上の追及はしなかったものの、有効得票数の割合である『92.6%』という数字に首をかしげた。
現地21日(日本時間22日)には米野球殿堂が発表される。イチロー氏はここでも殿堂入りが確実視されており、2019年にマリアノ・リベラ以来、史上2人目の満票選出となるかが焦点となっている。記事を執筆したJP.ホーンストラ記者は「もうひとつの殿堂の投票基準も確立していないことが分かり、奇妙ながら安心した。もし、イチローが日本の野球殿堂で満票選出でないのなら、人々は満票であることの重要性を気にするのを本当に辞める必要がある」と伝えている。
圧倒的な功績から史上初の満票選出が期待されたイチロー氏だが、海を越えた野球の識者たちからは孤高の天才の評価に一部納得がいっていないようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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日米を代表する稀代のヒットメーカーの"得票率"が物議を醸している。イチロー氏は9年間プレーしたオリックスで史上初のシーズン200安打超えとなる当時の最多安打記録(210安打)を樹立するなど、7年連続でパ・リーグ首位打者に輝いた。2000年オフにポスティングシステムを利用してマリナーズに移籍すると、ルーキーイヤーの01年には首位打者、盗塁王のタイトルを獲得。MVPと新人王をダブル受賞する活躍でチームをけん引し、マリナーズのシーズン116勝という快進撃に大きく貢献した。
さらに、04年にはシーズン最多安打記録である262安打を放つなど、メジャーの舞台でもその卓越したバットコントロールで19年間ヒットを積み重ね通算3089安打、打率.311を記録。米球界の歴史に輝かしい金字塔を刻んだ。
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NPBに精通しているジム・アレン記者は、「イチローを支持しなかった26人の投票者を非難するつもりはないが...」と前置きしたうえで、「日本では、これまで全会一致で選ばれた選手は過去に誰ひとりいない」と記し、殿堂入りの基準を疑問視。「投票用紙にはふさわしい候補者がたくさんいた」とそれ以上の追及はしなかったものの、有効得票数の割合である『92.6%』という数字に首をかしげた。
現地21日(日本時間22日)には米野球殿堂が発表される。イチロー氏はここでも殿堂入りが確実視されており、2019年にマリアノ・リベラ以来、史上2人目の満票選出となるかが焦点となっている。記事を執筆したJP.ホーンストラ記者は「もうひとつの殿堂の投票基準も確立していないことが分かり、奇妙ながら安心した。もし、イチローが日本の野球殿堂で満票選出でないのなら、人々は満票であることの重要性を気にするのを本当に辞める必要がある」と伝えている。
圧倒的な功績から史上初の満票選出が期待されたイチロー氏だが、海を越えた野球の識者たちからは孤高の天才の評価に一部納得がいっていないようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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