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MLB

「NPBは直ちに行動を起こす必要がある」現役引退の加藤豪将氏が“MLBのアパレル着用”に私見「日本で最も人気のある野球リーグとしての地位を失うリスクが高まる」

THE DIGEST編集部

2025.01.22

現在ブルージェイズのフロントスタッフとして働く加藤氏。(C)Getty Images

現在ブルージェイズのフロントスタッフとして働く加藤氏。(C)Getty Images

 NPBの日本ハムやトロント・ブルージェイズでプレーし、昨季限りで現役引退を表明した加藤豪将氏が1月20日(日本時間21日)、自身の公式SNSを更新。物議を醸しているメジャーリーグのアパレル着用について言及した。
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 プロ野球の12球団監督会議が同20日、都内のホテルで開催され、NPBプレーヤーがメジャーリーグの帽子を着用するなどの行為について、阪神の藤川球児監督が苦言を呈した。その後、日本ハムの新庄剛志監督や巨人の阿部慎之助監督なども、同議題については発言し、プロ野球のブランド向上のための議論が活発化した。

 同テーマに関して、現在ブルージェイズのフロントスタッフとして働く加藤氏が、自身のX(旧ツイッター)で反応。「NPBは長年、日本市場で圧倒的な人気を誇り、圧倒的な地位を築いてきました。一方で、MLBはアメリカ国内でNFLやNBAといった他のリーグとの市場シェア争いを常に繰り広げていて、その競争がイノベーションや大胆な意思決定を促してきました」と日米両球界を比較し、記述した。
 
 さらに、同氏は「テクノロジーの進化やテレビの普及、そしてSNSの活用によって、MLBは国際的なファン層にアプローチするための手段を増やし、そのグローバルな影響力を拡大させています。そして今、MLBが積極的に国際展開を進める中で、NPBは日本国内ですら競争の圧力を感じ始めています」と綴り、日本球界の現状を伝えた。

 その上で、同氏は「この課題に対応するために、NPBは直ちに行動を起こす必要があると僕は考えます。国内外で競争力を維持するためには、NPBも変化を受け入れ、革新的な戦略を採用することが重要です。迅速かつ積極的な対策を取らなければ、日本で最も人気のある野球リーグとしての地位を失うリスクが高まると思います」と記し、日本球界へ対して改善を求めた。

 さらに加藤氏は、「近い将来にはもしかしたら石垣元気(健大高崎)。NPBはもっと大事なことを話すべきではないでしょうか」とも記し、近年、話題となっている日本人選手のメジャーリーグ流出にも言及した。

 同投稿をチェックしたフォロワーからも「NPBの変化に期待」「危機感を持つべき」「やるべきことは山積ですね」「MLBのキャップ被るのはあかんやろ」などと、さまざまな反応が寄せられている。今後も同議題は波紋を呼びそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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