2025年の米野球殿堂入りが現地１月21日（日本時間22日）に発表され、元オリックスでメジャーではシアトル・マリナーズで長く活躍した有資格１年目のイチロー氏（マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター）が日本人選手初となる殿堂入りを果たした。注目の得票率は99.7％となり、史上２人目、野手史上初となる満票選出はならなかった。

【画像】ジョーンズ氏が投稿した自身の得票率を示す画像と祝福の言葉 　一方、同じく資格初年度を迎えた元オリックスで、メジャー通算282発のアダム・ジョーンズ氏も得票率0.8％の票を獲得した。同氏は自身のXを更新し、「ああ、私に投じた人はイチローに投票しなかったんだね（笑）」と自身に入ったわずかな票のせいでイチロー氏が満票に届かなかったというジョークで反応。しかし、投票は無記名で行なわれるため、ジョーンズ氏に票を投じた記者がイチロー氏に投じなかったかはわからない。

　ジョーンズ氏は続けて「投票用紙に載るだけでも光栄だよ。イチロー、CC（CC・サバシア）、ビリー・ワグナー、おめでとう。最高中の最高だ」とリストに載った喜びを表わすとともに、受賞者を称賛した。

　同氏の投稿にフォロワーらは「元オリックスの選手が２人もここに名前が載るなんて感無量です」「投票対象に選ばれたことを祝福します。あなたは永遠に私たちの殿堂入り選手、AJ です！」「私たちにとっては伝説だ！カムデンヤードに像が建てられるのが待ちきれません」「君がボルチモアの殿堂入りするのは間違いない。知る人は知っている」「オリックス・バファローズ レジェンド」などと、オリックスで愛され、長くボルティモア・オリオールズで活躍したジョーンズ氏に祝福の言葉を寄せていた。

　米殿堂入りは全米野球記者協会に所属し、10年以上のキャリアを持つ記者に投票権が与えられ、有資格者の中から最大10人まで投票できる。全投票数の75％以上を集めれば殿堂入りとなる一方で、得票率が５％未満に終わると脱落となり、次回の投票用紙からは削除される。

構成●THE DIGEST編集部
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