「ニューヨーク・ヤンキースが球界最高峰のフランチャイズであり、最も成功した歴史を持つ球団であることに違いはない。しかし、ロサンゼルス・ドジャースが現在のような運営を続け、ハル・スタインブレナーがオーナーでいる限り、ヤンキースがふたたび球界のトップに君臨することはないだろう」
ヤンキース専門メディア『Yanks Go Yard』が、オーナーのスタインブレナーをあからさまに批判した。
「もはやトップの球団ではない。ほとんどのファンが何年も前に受け入れた現実を、まだ受け入れていない人は、1月28日のスタインブレナーのコメントを読んだほうがいい。もはやその現実は、確固たるものになった」
スタインブレナー・オーナーは28日、NY放送局『YES Network』のインタビューで、チーム作りに巨額の資金を投じているロサンゼルス・ドジャースのようなまねはできないと語った。地元メディアやファンは、もはやドジャースに太刀打ちできないと、オーナー自身が白旗を上げたと受け止めた。
「『YES Network』はヤンキースが所有・運営し、表面上は球団の評判を悪くするのではなく、良くするために設置されている放送局だ。そこでオーナーはドジャースの財力について嘆いた。スタインブレナーがドジャースに降伏したことで、ヤンキースの時代は正式に終焉を迎えた」
ただ、スタインブレナーは巨額の投資をしたからといって、シーズンの結果に直結するわけではないと認識している。
「ドジャースがやっていること(チームへの巨額投資)は、ほとんどのオーナーにとって難しいこと。しかし、彼ら(ドジャース)が報われるかどうかは分からない。うまくいくには怪我の少ないシーズンを送らなければいけないし、ご存じのようにシーズンは長く、ポストシーズンに突入したら、何が起きても不思議ではない」
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ヤンキースは今オフにマックス・フリード投手、デビン・ウィリアムズ投手、コディ・ベリンジャー内野手、ポール・ゴールドシュミット内野手らと契約しており、オーナーは「24年よりもいいチームになった」と手応えを感じている。しかし、財力でドジャースに勝てないと明言したオーナーに対する批判の声は、大きくなる一方だ。
「ドジャースがスタインブレナーに“とどめを刺した”わけではない。彼は昔からそういう人物だった。いまになってこの現実に気付いた人には、こう呼び掛けたい。“パーティーへようこそ”」
24年シーズンのヤンキースは15年ぶりにリーグ優勝を成し遂げ、ワールドシリーズに進出。しかし、頂上決戦でドジャースに1勝4敗と完敗した。今オフにはFAとなったフアン・ソトに16年7億6000万ドル(約1173億円)と破格のオファーを出したが再契約に失敗。左の強打者は、15年7億6500万ドル(約1181億円)と、より好条件を提示したニューヨーク・メッツと契約した。
「ヤンキースはカネを使わないわけではないし、競争力はあるほうだ。しかしドジャースやメッツのように、タイトルの可能性を少しでも高められるのなら、どんな税金でも喜んで支払うべきだ。テレビドラマ『Mad Men』のドン・ドレイパーの有名な台詞にあるように、“カネはそのためにある”のだ」
ワールドシリーズでドジャースに敗れ、ソトの争奪戦ではメッツの後塵を拝したヤンキース。はたして25年シーズンはどのような結果を出すのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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「『YES Network』はヤンキースが所有・運営し、表面上は球団の評判を悪くするのではなく、良くするために設置されている放送局だ。そこでオーナーはドジャースの財力について嘆いた。スタインブレナーがドジャースに降伏したことで、ヤンキースの時代は正式に終焉を迎えた」
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「ヤンキースはカネを使わないわけではないし、競争力はあるほうだ。しかしドジャースやメッツのように、タイトルの可能性を少しでも高められるのなら、どんな税金でも喜んで支払うべきだ。テレビドラマ『Mad Men』のドン・ドレイパーの有名な台詞にあるように、“カネはそのためにある”のだ」
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