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他球団が佐々木朗希に怒り「球速が落ちた原因と、それを防ぐ計画」争奪戦時に提出した“宿題”の解答が「すべて23歳の天才投手とドジャースにある」米記者が報道

THE DIGEST編集部

2025.02.03

ドジャースとマイナー契約した佐々木。(C)Getty Images

ドジャースとマイナー契約した佐々木。(C)Getty Images

 佐々木朗希の争奪戦に敗れた他球団から、怒りの声が挙がっているようだ。米放送局『ESPN』のバスター・オルニー記者が、ロサンゼルス・ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のポッドキャスト番組『Dodgers Dougout.』に出演した際に明かした。

「彼ら(争奪戦で敗れた他球団)は、ドジャースと佐々木は舞台裏で合意があり、ずっと以前から交渉を進めていたと考えていた。だから彼らはこの展開(佐々木のドジャース入り)に激怒した」

 佐々木とドジャースの相思相愛ぶりは何年も前から米国で報じられており、24年に入ってからはドジャースとの契約が既定路線のように受け止められていた。ただ、MLBは佐々木のポスティングを認可する際、ドジャースと千葉ロッテを徹底的に調査。そのうえでドジャースと佐々木、千葉ロッテとの間に事前合意や裏金のやり取りはなかったと結論付けている。

 火種はまだある。佐々木は争奪戦の最中、ドジャースを含む8球団に“宿題”を与えていた。テーマは「球速が落ちた原因と、それを防ぐ計画」だ。千葉ロッテで160キロ台を連発していた佐々木は、24年シーズンに球速が低下。23年の平均球速は159.3キロだったが、24年は155.9キロまで落ちていた。面談に進んだ8球団に対して、佐々木側はこの現象を分析し、改善案を提示してほしいと依頼。これにも他球団が不満を持っているという。

「争奪戦のプロセスで佐々木側から“球速を改善するための提案”を求められた各球団は、それぞれで分析して独自の情報を提供した。ただ、そうした機密情報は今や23歳の天才投手とドジャースの手にある」

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 ドジャースとの契約も争奪戦のプロセスもルールに則って行なわれており、佐々木に対する怒りは、契約できなかった他球団の難癖と言えるだろう。それほど佐々木の注目度は群を抜いていた。

 争奪戦の当初、佐々木に関心を示したのは20球団余りで、そこからドジャース、パドレス、ブルージェイズ、ヤンキース、メッツ、カブス、レンジャーズ、ジャイアンツの8球団が面談に進み、最終候補にはドジャース、パドレス、ブルージェイズが残ったと報じられている。

 争奪戦に敗れた球団と佐々木が25年シーズンで対戦する際、こうした経緯が蒸し返されるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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