大谷翔平の元通訳、水原一平被告が行なっていた違法賭博の胴元マシュー・ボウヤー被告が、米紙『New York Post』の独占インタビューに応じた。ボウヤー被告がメディアの取材を受けるのは、これが初めて。
「水原が大谷の許可を得ず、お金を盗んだのは明らかだった」
当時、ボウヤー被告は散財する水原被告に「大丈夫か?」と尋ねたという。水原被告は「本当に(ギャンブルが)下手くそなんだ」と返答し、これを聞いたボウヤー被告は、「少し彼をコントロールしようとした」と告白している。
「彼(水原被告)は深刻なギャンブル依存症の問題を抱えていたと、私は心から信じている」
検察によると、水原被告は2021年9月から24年1月にかけて、ボウヤー被告を通じて少なくとも1万9000件の賭けを行なっており、司法省によると「この期間中、水原被告は少なくとも計1億4225万6769ドル(約220億円)の勝ち掛け金と、計1億8293万5206ドル(約283億円)の負け掛け金を抱えていた。負債は約4067万8436ドル(約63億円)に上り、ボウヤー被告は定期的に水原の賭け金の上限を引き上げていた」という。
一時期、水原被告はボウヤー被告に2週間おきに50万ドル(約7748万円)を送金。こうした資金を捻出するために、水原被告は大谷になりすまして銀行に電話をかけ、大谷の口座から自身の口座にお金を動かしていたと報じられている。
22年2月から24年1月にかけて、ボウヤー被告は水原被告に対して、自身が管理する銀行口座に少なくとも1625万ドル(約25億円)を送金するように指示。その金額すべてがボウヤー被告の収益になっていた。
【動画】水原一平被告が大谷翔平になりすまし、銀行員と電話をした実際の音声データ
ボウヤー被告は、水原被告のギャンブルへの意欲に懸念を覚えたものの、関係を断つことはなかったと回顧した。「私自身もギャンブル依存症で、カリフォルニアの自宅からラスベガスのカジノに行き、何百万ドルも賭けていた」と語っている。
司法省によるとボウヤー被告は水原被告に対して、少なくとも930万ドル(約14億円)を電子送金の形でカジノに送金するように指示していたという。
ボウヤー被告の水原被告に対する印象は、「一瞬たりとも金額の大きさに影響を受けるような態度を取らなかった。とても礼儀正しく、敬意を持って接してくれた」というもの。「彼は数百万ドルを失った時でさえ、冷静だった」と振り返った。
そう語ったボウヤー被告は、「今は自分がその一部(水原被告の違法賭博)だったことに罪悪感を覚えている」と反省の言葉を口にしている。
銀行詐欺罪などの罪に問われている水原被告は、2月6日に南カリフォルニア連邦裁判所で判決を受ける。検察は4年9か月の懲役と3年の保護観察、大谷から盗んだとされる約1700万ドル(約26億円)の返還を求めているのに対し、被告側は1年6か月の懲役を求めている。
一方のボウヤー被告は、自身の誕生日と同じ4月4日に判決を受ける予定だ。ボウヤー被告は24年8月に違法スポーツ賭博、マネーロンダリング、虚偽の納税申告の罪で有罪を認めている。
構成●THE DIGEST編集部
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「水原が大谷の許可を得ず、お金を盗んだのは明らかだった」
当時、ボウヤー被告は散財する水原被告に「大丈夫か?」と尋ねたという。水原被告は「本当に(ギャンブルが)下手くそなんだ」と返答し、これを聞いたボウヤー被告は、「少し彼をコントロールしようとした」と告白している。
「彼(水原被告)は深刻なギャンブル依存症の問題を抱えていたと、私は心から信じている」
検察によると、水原被告は2021年9月から24年1月にかけて、ボウヤー被告を通じて少なくとも1万9000件の賭けを行なっており、司法省によると「この期間中、水原被告は少なくとも計1億4225万6769ドル(約220億円)の勝ち掛け金と、計1億8293万5206ドル(約283億円)の負け掛け金を抱えていた。負債は約4067万8436ドル(約63億円)に上り、ボウヤー被告は定期的に水原の賭け金の上限を引き上げていた」という。
一時期、水原被告はボウヤー被告に2週間おきに50万ドル(約7748万円)を送金。こうした資金を捻出するために、水原被告は大谷になりすまして銀行に電話をかけ、大谷の口座から自身の口座にお金を動かしていたと報じられている。
22年2月から24年1月にかけて、ボウヤー被告は水原被告に対して、自身が管理する銀行口座に少なくとも1625万ドル(約25億円)を送金するように指示。その金額すべてがボウヤー被告の収益になっていた。
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ボウヤー被告は、水原被告のギャンブルへの意欲に懸念を覚えたものの、関係を断つことはなかったと回顧した。「私自身もギャンブル依存症で、カリフォルニアの自宅からラスベガスのカジノに行き、何百万ドルも賭けていた」と語っている。
司法省によるとボウヤー被告は水原被告に対して、少なくとも930万ドル(約14億円)を電子送金の形でカジノに送金するように指示していたという。
ボウヤー被告の水原被告に対する印象は、「一瞬たりとも金額の大きさに影響を受けるような態度を取らなかった。とても礼儀正しく、敬意を持って接してくれた」というもの。「彼は数百万ドルを失った時でさえ、冷静だった」と振り返った。
そう語ったボウヤー被告は、「今は自分がその一部(水原被告の違法賭博)だったことに罪悪感を覚えている」と反省の言葉を口にしている。
銀行詐欺罪などの罪に問われている水原被告は、2月6日に南カリフォルニア連邦裁判所で判決を受ける。検察は4年9か月の懲役と3年の保護観察、大谷から盗んだとされる約1700万ドル(約26億円)の返還を求めているのに対し、被告側は1年6か月の懲役を求めている。
一方のボウヤー被告は、自身の誕生日と同じ4月4日に判決を受ける予定だ。ボウヤー被告は24年8月に違法スポーツ賭博、マネーロンダリング、虚偽の納税申告の罪で有罪を認めている。
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