MLB機構は現地時間2月3日(日本時間4日)、ギャンブルに関する規定違反によりパット・ホバーグ審判員(39)を解雇したことを発表。複数の米メディアも一斉に報じ、『AP通信』は「審判員のホバーグ氏は、野球の試合に賭けた友人と合法的なスポーツ賭博の口座を共有し、リーグの調査に関連する電子メッセージを故意に削除したため、メジャーリーグベースボールから解雇された」と報じた。
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同件については、MLBがスポーツブックメーカーからの注意喚起を受けて、昨年2月に調査を開始。同5月に審判員の団体交渉協定第9条(A)違反で解雇処分が下されたが、ホバーグ氏側の不服申し立てが行なわれていた。そして、今回正式に解雇処分が決定した。
MLBは公式の声明のなかで「徹底的な調査の結果、ホバーグ氏が野球に直接賭けた、あるいは彼または他の誰かが何らかの形で試合を操作したという証拠は見つかりませんでした」と発表。しかし「野球に賭けていたのではないかと思う、疑わしいことがあり、実際に共有アカウントから野球に賭けていたプロのポーカープレイヤーと賭けアカウントを共有するという極めて誤った判断と、彼のメッセージの削除は、少なくとも最も厳しい懲戒処分を課すに値する不正行為の印象を与えます。したがって、ホバーグ氏が野球の試合の誠実さを維持できなかったことを理由に解雇する。正当な理由がある」と伝えている。
現在38歳のホバーグ氏は、2009年にプロの審判員となり、14年に審判員としてメジャーデビュー。17年からはフルタイムの審判員としてMLB機構のスタッフに加わっていた。また、22年のワールドシリーズ(WS)第2戦で球審を務めた際には、全129球のストライクとボールを正確に判定し"審判の完全試合"を達成したことでも知られている。
ホバーグ氏は、メジャーリーグ機構からの処分に対して「声明にあるような判断ミスの全責任は私にある」と話し、また「これらの過ちは、私にとって恥ずべきこと。またメジャーリーグの審判員は個人的な行動において高い基準を課せられており、私自身の行為はその基準を下回っていた」と反省の弁を述べた。
しかし、賭博行為については、「そうは言っても、はっきり言って、私は野球に賭けたことは一度もないし、今後も決してしない。野球に賭ける目的で誰かに情報を提供したことは一度もないし、今後も提供するつもりはない。野球の誠実さを守ることは、私にとって常に最も重要なことだ。私は自分の過ちについてメジャーリーグと野球界全体に謝罪する。私はそれらから学び、今後はより良い自分になることを誓う」と語っている。
構成●THE DIGEST編集部
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MLBは公式の声明のなかで「徹底的な調査の結果、ホバーグ氏が野球に直接賭けた、あるいは彼または他の誰かが何らかの形で試合を操作したという証拠は見つかりませんでした」と発表。しかし「野球に賭けていたのではないかと思う、疑わしいことがあり、実際に共有アカウントから野球に賭けていたプロのポーカープレイヤーと賭けアカウントを共有するという極めて誤った判断と、彼のメッセージの削除は、少なくとも最も厳しい懲戒処分を課すに値する不正行為の印象を与えます。したがって、ホバーグ氏が野球の試合の誠実さを維持できなかったことを理由に解雇する。正当な理由がある」と伝えている。
現在38歳のホバーグ氏は、2009年にプロの審判員となり、14年に審判員としてメジャーデビュー。17年からはフルタイムの審判員としてMLB機構のスタッフに加わっていた。また、22年のワールドシリーズ(WS)第2戦で球審を務めた際には、全129球のストライクとボールを正確に判定し"審判の完全試合"を達成したことでも知られている。
ホバーグ氏は、メジャーリーグ機構からの処分に対して「声明にあるような判断ミスの全責任は私にある」と話し、また「これらの過ちは、私にとって恥ずべきこと。またメジャーリーグの審判員は個人的な行動において高い基準を課せられており、私自身の行為はその基準を下回っていた」と反省の弁を述べた。
しかし、賭博行為については、「そうは言っても、はっきり言って、私は野球に賭けたことは一度もないし、今後も決してしない。野球に賭ける目的で誰かに情報を提供したことは一度もないし、今後も提供するつもりはない。野球の誠実さを守ることは、私にとって常に最も重要なことだ。私は自分の過ちについてメジャーリーグと野球界全体に謝罪する。私はそれらから学び、今後はより良い自分になることを誓う」と語っている。
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