MLB

「プロ選手の半数がスポーツに賭けている」水原一平被告の胴元、NY紙で独占激白「今でもいるのは知っている。50%がギャンブルをしているなら10%は依存症だ」

THE DIGEST編集部

2025.02.04

水原一平被告の胴元が、NY紙の独占インタビューでプロ選手とギャンブルの関係を語った。(C)Getty Images

 大谷翔平の元通訳で銀行詐欺罪などの罪に問われている水原一平被告の胴元、マシュー・ボウヤー被告が、米紙『New York Post』の独占インタビューで衝撃的事実を告白した。

 違法賭博の胴元だったボウヤー被告は、現在のプロスポーツ選手の約半数がスポーツギャンブルを行なっていると明かしたのだ。

「プロアスリートのなかに、今でもスポーツに賭けている人がいるのは知っている。50%がギャンブルをしているとしたら、そのうち10%はギャンブル依存症だ」

 プロ選手が自身のスポーツ競技に賭けているのは、「3%未満」とも語ったという。

 また、ボウヤー被告は、MLB史上最多4256本の安打を放つなど1960年代から80年代にかけて活躍し、2024年9月に死去したピート・ローズさんについても言及した。

 現役時代にシンシナティ・レッズなどで活躍し、現役引退後にレッズの監督に就任したローズさんは、野球賭博で1989年にMLBから永久追放法処分を受けた。

「現役のプロスポーツ選手のほか、すでに現役を引退した元選手からもギャンブルを受けていた」と語ったボウヤー被告は、ローズさんのギャンブルにもかかわっていた。

【画像】MLB球場を彩る「チアリーダーズ」特集!
 
 同紙によると、ボウヤー被告が過去にかかわったプロ選手のなかにローズさんが含まれていると告白したのは、これが初めてだという。

「ローズはアクションが好きだった。彼は完全に強迫観念に駆られていた。それは間違いない」

 ボウヤー被告はローズさんが1試合平均1000ドル(約15.5万円)を超える金額を賭け始めた時に、縁を切ったという。

 ボウヤー被告には5人の子どもがいて、そのうち2人は未成年。ボウヤーは懲役刑ではなく保護観察処分になることを望んでいる。現在はカジノへの出入りが禁止されており、人工芝の販売で収入を得ているようだ。

「ドーパミンが放出されてスポーツの試合に100万ドル(約1億5500万円)を賭けていた状態から、収入がゼロになって、クリーンでいるのは非常に難しい」

 ボウヤー氏は判決後、自身の経験を綴った書籍を自費出版する予定だという。24年8月に違法スポーツ賭博、マネーロンダリング、虚偽の納税申告の罪で有罪を認めたボウヤー被告は、自身の誕生日と同じ4月4日に判決を受ける予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「水原一平が大谷翔平の許可を得ず、お金を盗んでいたのは明らか」違法賭博の胴元がNY紙で独占告白「彼は数百万ドルを失った時でさえ、冷静だった」

【記事】「めちゃ体デカくなってる」ドジャース山本由伸が投球練習を公開!メジャー2年目の日本人右腕に日米ファン熱視線「風を切るような音がすごい」

【記事】"水原スキャンダル"発覚後、大谷翔平が言い放った言葉にドジャース副社長が驚愕「いまでも覚えている」