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「決別が最善の選択」米メディアがトラウトの放出を提言 「エンジェルスはトレードに出す義務がある」と優勝争い可能なチームでプレーさせるべきと主張

THE DIGEST編集部

2025.02.13

MVP3度のトラウトもポストシーズンの出場は2014年以来1度もない。(C) Getty Images

 来る新シーズンに上位浮上を期すロサンゼルス・エンジェルスは、昨季終了直後より積極的な補強を行なっている。だが、開幕が近づく現在も米国内での下馬評は低く、今季も厳しい戦いを強いられるとの声も少なくない。

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 その中で、米スポーツサイト『CLUTCHPOINTS』がチームの主砲である、マイク・トラウトのトレード放出を提案。ベテランとなった現在もチームの象徴に位置付けられているトラウトについて、「健康なうちに、優勝争いを経験させるべき」と訴えている。
 
 現地時間2月10日のトピックにおいて、同メディアはエンジェルスの方向性について言及。アルテ・モレノオーナーによる補強費の"出し渋り"などを理由に、トラウトを中心にした世界一を目指すチーム作りは「実現が困難」と評している。その上で、「ペリー・ミナシアンGMとエンジェルスの上層部は、トラウトをトレードに出す義務がある」と指摘する。

 エンジェルスの今後について、「トラウトが完全に健康な状態でワールドシリーズを戦えるようになる確率がかなり低い」などと見通しながら、「南カリフォルニアで絶大な人気を誇るトラウトだが、両者にとって決別が最善の選択かもしれない」と主張。

 また同メディアは、トラウトを放出する先として「優勝を狙えるチームが理想的」と提案するとともに、「彼はリング獲得を目指せるし、新天地の戦力強化にも貢献できる。現在のMLBには、トラウトの契約を受け入れられるだけの余裕を持つ優勝候補チームがいくつかある。その中でも、最も恩恵を受けられるのが、彼の地元フィラデルフィア・フィリーズだ」などと持論を展開。

 加えて、現時点であればトラウトとのトレードにより、エンジェルス再建のためのプロスペクト獲得も可能であるとして、「トラウトの市場価値がこれ以上下がる前に放出するのが最善策ではないだろうか」と説いている。

 同メディアは、今回の提案があくまでもトラウトの現役生活を充実させることが目的だと強調しており、「より良い環境を提供し、優勝を狙えるチームへ送り出すのが、フロントの責任ではないだろうか。その行き先が地元フィラデルフィアであれば、なおさら理にかなっている」との見解を示している。

 エンジェルスでのキャリアは14年を数え、3度のMVPなど現役プレーヤー屈指の実績も残しているトラウト。さらなる勲章を与えたいという想いは、多くのファンも抱いているのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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