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エンジェルスファンの“42.2%”が「今でも大谷翔平を愛している」米記者が調査「ある回答者はこう言った。“私は誇らしい気持ちでオオタニのユニホームを着て試合を見に行く”」

THE DIGEST編集部

2025.02.17

6年在籍したエンジェルスで2度のMVPに輝いた大谷。(C)Getty Images

6年在籍したエンジェルスで2度のMVPに輝いた大谷。(C)Getty Images

 米メディア『The Athletic』のサム・ブラム記者が、毎年恒例となっているロサンゼルス・エンジェルスのファンに対するアンケートを実施。オーナーのアート・モレノやペリー・ミナシアンGM、ロン・ワシントン監督への評価や、将来のビジョン、今シーズンの期待の選手など複数の質問をファンに投げ掛け、その結果をこのほど報告した。

 質問には、「エンジェルスのファンとして、大谷翔平にどのような感情を持っているか?」という内容もあった。大谷はエンジェルスに6年在籍。前代未聞の二刀流選手として二度のMVPに輝いた。結果は「大谷を愛している」が42.2%、「大谷が好き」が23.7%、「無関心」が20.4%、「好きではない」が8.1%、「大嫌い」が5.6%という結果となった。

 ブラム記者は、「大変興味深い質問だった。なぜなら大谷はエンジェルスを去った選手であり、しかもライバルチームでワールドシリーズを制覇。元通訳は大規模なスポーツ賭博スキャンダルに巻き込まれていた」と、エンジェルスファンにとってマイナス材料が多いながらも、「愛している」ファンが最も多かった点に注目。

「SNSではエンジェルスファンの大谷に対する否定的な意見も出ているが、その多くは不当なもの。大谷はエンジェルス史上最高の選手のひとりであり、このチームでMVP選手となった。チームの調子が悪い時は、大谷が唯一の光明となることが多かった」と、エンジェルスへの大谷の貢献度を記している。

「では、SNSでの否定的な意見と、今回のアンケートに協力してくれた実際のファンとの視点に違いはあるのだろうか」と続けたブラム記者は、「まさにその通りだ。“好きではない”と“大嫌い”を合わせた13.7%が否定的な印象を持っていたのに対し、“愛している”、“好き”と答えた65.9%がスーパースターに肯定的。回答者のほぼ半数が、いまでも“愛している”と答えている」と記している。

【動画】エンジェルスでMVPを受賞した21年、23年の“大谷翔平ハイライト”
 
 ブラム記者はひとり回答者のコメントを紹介した。

「あるファンはこう語った。“史上最高の選手ではないかもしれないが、私たちの世代では間違いなく最高の選手。ドジャースに移籍したのは残念だが、その選択は嫌いではない。分かるかい? 私は誇らしい気持ちで大谷のユニホームを着て、エンジェルスの試合を見に行くよ”」

 スタジアムに足を運ぶ熱心なファンは、エンジェルスでの大谷の活躍を十分に評価しているようだ。

 ブラム記者のエンジェルスファンへの開幕前アンケートは今年で4年目。回答者の数は調査を開始した22年が771人、翌23年が1956人、昨シーズンの24年が1979人、そして今年は972人から回答を得ている。

構成●THE DIGEST編集部

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