ロサンゼルス・ドジャースが春季キャンプを行なっているアリゾナ州グレンデールで"佐々木朗希フィーバー"が巻き起こっている。現地2月19日、佐々木が初めて実戦形式練習のライブBPに登板。大谷翔平、山本由伸、ブレイク・スネル、フレディ・フリーマン、デーブ・ロバーツ監督、アンドリュー・フリードマン編成本部長、ブランドン・ゴームズGM、ジョエル・ウルフ代理人らが佐々木の投球を見守った。
地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は、「ドジャースとの契約から1か月ほどしか経っていないにもかかわらず、キャンプで初めて打者と対戦した23歳の日本人投手が注目の的だった。佐々木がマウンドに上がると、何百ものファンやカメラマン、メディア関係者がフィールドの周囲に集まった」と現場の状況を伝えている。
米メディア『Yahoo Sports』のジョーダン・シュスターマン記者も佐々木のライブBP登板を、驚きを持って報道。「春季キャンプの練習で、これほど大勢の観客が集まることは滅多にない。1年前にキャメルバックランチ(練習施設の所在地)が沸いたのは大谷翔平の生打撃練習だった。今年は佐々木がドジャース幹部やファン、メディアの最大の関心事になっている。ルーキーシーズンを取り巻く熱狂は冷めそうにない」と報じた。
ライブBPに登板した佐々木は、トミー・エドマン、ミゲル・ロハスら4選手と計9打席対戦。27球を投げて安打性の当たり1本、1四球、2奪三振と上々の投球を披露した。
『Los Angeles Times』によると、佐々木は「ブルペンで感じたよりも、うまくいったと感じた。緊張はしなかったが、メジャーのボールを使って初めて打者に投げたり、久しぶりの実戦という感覚だった。感覚がまだ戻っていないので、そこを確かめる感じだった」と振り返り、大ギャラリーについては「思ったより後ろに選手が多かったので、ちょっとびっくりした」と語っている。
同紙はエドマンのコメントも掲載。「彼(佐々木)の投球がどんな動きをするのか見るのが楽しみだった。速球は明らかにいい。スプリットがどんな動きをするのかに興味があった。動きは激しかったね。このレベル(メジャー)で間違いなく通用するだろう」と、エドマンは新加入右腕を称賛している。
【動画】佐々木のライブBP登板 & それを見守る大勢のチームメイトや関係者
一方で同紙は、課題も指摘した。「どれだけ早くメジャーに適応できるのか。日本で素晴らしい成績を残し、4シーズンの通算防御率は2.10。世界で最も将来を期待されている若手投手のひとりだが、1シーズンで登板したのは20回が最高で、それ以上投げたことはない。また100マイル(約160.9キロ)以上の速球とスプリットはスカウト陣を唸らせたが、補完的な第3の球種は模索中だ」と記している。
「ライブBPではスライダーを投げたが、佐々木のスライダーの評価はスカウトによってまちまち。エドマンも"先発投手として、ストライクを狙える3つ目の球が重要だ。彼にとって間違いなく重要な球種になるだろう"と語っている」
続けて同紙は、「朗報なのは、シーズン開幕までまだ時間があることだ。佐々木がまだ完璧なパフォーマンスを見せられないとしても、ドジャース首脳陣は心配していない。それよりもチームは佐々木が新しい環境にどれだけ馴染んでいるのかを気にしていた。そして佐々木は練習中、ロバーツ監督やフリードマン編成本部長、スネルらと会話をかわした後、自信満々に新しい環境にいる現実を噛み締め、満足そうな表情を浮かべていた」と、加入1か月の新人投手の初キャンプを伝えている。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】「これはすごい!」ドジャースが1866年創業の"老舗酒造メーカー"と契約!公式採用にX騒然「大分の誇り」「世界の二階堂になった」
地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は、「ドジャースとの契約から1か月ほどしか経っていないにもかかわらず、キャンプで初めて打者と対戦した23歳の日本人投手が注目の的だった。佐々木がマウンドに上がると、何百ものファンやカメラマン、メディア関係者がフィールドの周囲に集まった」と現場の状況を伝えている。
米メディア『Yahoo Sports』のジョーダン・シュスターマン記者も佐々木のライブBP登板を、驚きを持って報道。「春季キャンプの練習で、これほど大勢の観客が集まることは滅多にない。1年前にキャメルバックランチ(練習施設の所在地)が沸いたのは大谷翔平の生打撃練習だった。今年は佐々木がドジャース幹部やファン、メディアの最大の関心事になっている。ルーキーシーズンを取り巻く熱狂は冷めそうにない」と報じた。
ライブBPに登板した佐々木は、トミー・エドマン、ミゲル・ロハスら4選手と計9打席対戦。27球を投げて安打性の当たり1本、1四球、2奪三振と上々の投球を披露した。
『Los Angeles Times』によると、佐々木は「ブルペンで感じたよりも、うまくいったと感じた。緊張はしなかったが、メジャーのボールを使って初めて打者に投げたり、久しぶりの実戦という感覚だった。感覚がまだ戻っていないので、そこを確かめる感じだった」と振り返り、大ギャラリーについては「思ったより後ろに選手が多かったので、ちょっとびっくりした」と語っている。
同紙はエドマンのコメントも掲載。「彼(佐々木)の投球がどんな動きをするのか見るのが楽しみだった。速球は明らかにいい。スプリットがどんな動きをするのかに興味があった。動きは激しかったね。このレベル(メジャー)で間違いなく通用するだろう」と、エドマンは新加入右腕を称賛している。
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一方で同紙は、課題も指摘した。「どれだけ早くメジャーに適応できるのか。日本で素晴らしい成績を残し、4シーズンの通算防御率は2.10。世界で最も将来を期待されている若手投手のひとりだが、1シーズンで登板したのは20回が最高で、それ以上投げたことはない。また100マイル(約160.9キロ)以上の速球とスプリットはスカウト陣を唸らせたが、補完的な第3の球種は模索中だ」と記している。
「ライブBPではスライダーを投げたが、佐々木のスライダーの評価はスカウトによってまちまち。エドマンも"先発投手として、ストライクを狙える3つ目の球が重要だ。彼にとって間違いなく重要な球種になるだろう"と語っている」
続けて同紙は、「朗報なのは、シーズン開幕までまだ時間があることだ。佐々木がまだ完璧なパフォーマンスを見せられないとしても、ドジャース首脳陣は心配していない。それよりもチームは佐々木が新しい環境にどれだけ馴染んでいるのかを気にしていた。そして佐々木は練習中、ロバーツ監督やフリードマン編成本部長、スネルらと会話をかわした後、自信満々に新しい環境にいる現実を噛み締め、満足そうな表情を浮かべていた」と、加入1か月の新人投手の初キャンプを伝えている。
構成●THE DIGEST編集部
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