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「彼の成長には本当に驚かされた」ショート再転向のベッツに練習サポートの米球界OBも太鼓判 「エリート級の守備ができる」

THE DIGEST編集部

2025.02.25

今季はショートへの再転向が注目されるベッツ。(C) Getty Images

今季はショートへの再転向が注目されるベッツ。(C) Getty Images

 トッププレーヤーとしての飽くなき情熱がクローズアップされている。

【動画】ベッツが2024年シーズンに遊撃手として見せた好プレー
 ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツは今季、遊撃手再転向を決意。高い守備力を誇っていた右翼のポジションを自らの意思で離れることもあり、オフの大きな話題となった。
 

 現在もベッツの内野手としてのスキルには様々な意見が挙がっているものの、米メディア『CLUTCHPOINTS』では、その姿勢やプレーの進化に賛辞が送られていることなどを伝えている。

 現地時間2月22日に配信された記事の中で、ベッツのショートへの転向について、コロラド・ロッキーズなど3球団でプレーしたトロイ・トゥロウィツキー氏のコメントを紹介。同氏は、メジャー13年のキャリアを誇り、1291試合に出場、ロッキーズ時代に2度、遊撃手としてゴールドグラブ賞に輝くなどの実績を残した。

 記事では、そのトゥロウィツキー氏が今オフ、ベッツの内野移行の練習を“サポート”したと明かしている。その上でベッツの守備について、トゥロウィツキー氏が「これまでずっと外野でプレーしてきた選手が、いきなり内野に移るなんて普通はあり得ない。でも、彼ならエリート級の守備ができると思う。本当に信じられない話だけどね」と太鼓判を押した言葉を掲載。他にも、以下の様な感想も語ったという。

「彼の成長ぶりには本当に驚かされた。何かを指示すると、1、2日で完璧にこなしてしまう。そしてオフに入ってからも動画を送ってきて、その出来を見て『完璧だ』と思わされる。こんなに教えやすい選手はなかなかいない。本当に特別な存在だよ」

 それらのコメントを紹介する同メディアも、「周囲の疑念を覆し、この難しいポジションで活躍できることを証明するつもりだ」として、ベッツの転向への意欲を強調。

 さらに、「このポジション変更は、ベッツ自身の挑戦心によるものでもあるが、最終的にはチームのための決断でもある」と指摘。続けて、「彼が二遊間に入ることで、ドジャースは超強力な布陣を最大限に活かせる。テオスカー・ヘルナンデスとマイケル・コンフォートが両翼を固め、トミー・エドマンが中堅に入ることで、よりバランスの取れた守備陣を形成できる」として、チームにもたらすメリットも説明している。

米球界OBをも唸らせるベッツの向上心。多くの栄光を掴んできた32歳は、今季も新境地への挑戦を続けていく。

構成●THE DIGEST編集部

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