「リッチ・アイゼンは、自分が読んでいる原稿の内容が信じられないようだった。球界最大の二刀流スーパースター、大谷翔平はフィールド上で記録を更新しているだけでなく、スポーツ界の経済的な状況を再定義しているのだ」

　米放送局『ESPN』の元司会者で、現在はラジオやポッドキャスト番組『The Rich Eisen Show』に出演するアイゼン氏が大谷の人気に愕然としたと、米メディア『EssentiallySports』が現地２月21日の記事で伝えた。

　同メディアは大谷の経済価値について、「驚くべき事実は、大谷のスポンサー契約だけで年間推定5000万ドル（約75億円）の収益を上げており、これは他のMLB選手をはるかに上回る数字だ。次点の選手でも100万ドル（約1.5億円）に満たず、大谷の市場価値がいかに特異なものになっているかが分かる」

「契約年俸を主な収入源とするほとんどの選手とは異なり、10年７億ドル（約1015億円）の大谷は、選手としての給料がほとんど二の次というユニークな立場にある。大谷のスポンサー契約は、フィールド上で何が起ころうとも、彼が世界で最も高給取りのアスリートのひとりであり続けることを保証している。そして、こうした事実にアイゼン氏は驚嘆した」

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  　アイゼン氏は『The Rich Eisen Show』で、「ドジャー・スタジアムに入ると、大谷のコロンやエナジードリンクで埋め尽くされたビデオボードが目に入る。そうなんだ、そうしない理由がない。私たちは“大谷の世界”に生きている」と語った。

　同メディアも、「“大谷ブランド”は日本、米国、そして世界中のあらゆる場所に存在している。大谷は７億ドルのうち６億8000万ドルを後払いとしてドジャースに競争力と財政的柔軟性を高め、現代のスーパースターの意味を再定義している。ワールドシリーズで優勝するかどうかにかかわらず、大谷が球界に与えている影響は、すでに歴史的なものだ」と、大谷の途方もない経済効果に驚嘆した。

構成●THE DIGEST編集部

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