ロサンゼルス・ドジャースの新加入選手、キム・ヘソンが開幕ロースターから外れる可能性が出てきた。地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者が報じた。

「韓国からやって来たキム・ヘソンが打撃面の調整を続けていることから、マイナーでシーズンをスタートさせる可能性がある。ブランドン・ゴームズGMもキム・ヘソンがどこで開幕を迎えるのか明言していない。最終的な決定が下されるまで時間は残されているが、春季キャンプの残り期間でロースターがどうなるのか、注視していきたい」

　ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』も、ハリス記者の報道に注目。「今冬に獲得したキム・ヘソンは、すぐに二塁手のポジションに入る予定だった。しかし、そうではないのかもしれない。キム・ヘソンは春季キャンプで９打数１安打、２四球、４三振だ」と伝えた。

　米放送局『CBS Sports』も、「キム・ヘソンの守備力は絶賛されているが、攻撃力は冴えない。シーズンのキャリア最多本塁打は2024年の11本。ドジャースには強力な選手が揃っているため、マイナーの投手相手に慣れさせていく余裕はある。キム・ヘソンが入ると見られていた二塁は、トミー・エドマンでも対応でき、外野にアンディ・パヘスを起用する手段もある」と報じた。

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  　デーブ・ロバーツ監督はキム・ヘソンについて、「守備力だけで勝てる選手」と評していたが、攻撃面では「繰り返し練習が必要だと思う。だから、できるだけ多くの実戦形式に出場させて、メジャーに慣れさせようとしている」と語っていた。

『Dodgers Nation』は、「現時点でロースターの最後の２枠をキム・ヘソン、クリス・テイラー、パヘス、ジェームズ・アウトマン、エディ・ロサリオらで争っている。複数ポジションをこなせるテイラーに若干のアドバンテージがあるかもしれない。内野のユーティリティー、キム・ヘソンが外野の練習を積めば有利な立場になる可能性もある」と見通した。

構成●THE DIGEST編集部

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